名古屋で、新進気鋭の若手弁護士として活躍する久野由詠弁護士にお越しいただき、弁護士の仕事と、彼女が取り組んでいる「ブラックバイト対策講座」について語っていただきました。久野さんは、現在「ブラックバイト対策弁護団あいち」の事務局長をされています。
2016/5/30
実施内容
<計画・進捗>
2年前の11月に、久野弁護士にお越しいただき、弁護士の仕事と「ブラックバイト対策講座」について語っていただきました。非常に生徒たちから好評で、また今年もお呼びして、やっていたたきたいと希望し、依頼をかけたところ快く承諾していただきました。
<当日の様子>
5月30日(月)午後、久野由詠弁護士にお越しいただきました。そして自分は若い頃より、弱い人たちを助けるために弁護士になりたい思ってきたと言われました。弁護士になった後も、若者たちの貧困問題に取り組み、今もワーキングプアと呼ばれるフリーターだけでなく、大学生たちのブラックバイト対策に力を注いでいることを話されました。ブラックバイトとは、最初のバイト内容と違う働きを命じられたり、社会的問題のあるバイトなどを指しています。そのような問題のあるアルバイトには気をつけ、そういうアルバイトに遭遇した時は、すみやかに相談してほしいと言われました。
<事後学習>
久野弁護士の話が終わった後は、質疑応答になりました。生徒たちからは、積極的な質問が飛び出し、生徒たちにとっても関心がある問題だと言うことが分かりました。テレビ局や新聞社からも取材が来ており、生徒たちにインタビューがなされました。
<ワークシートの意見・感想>
・「私の友人も、シフトで週に2回のアルバイトのはずが、人がどんどん辞めていくので、毎日アルバイトさせられたと言ってました。またコンビニでも、お節料理の販売でノルマを設定され、売れ残ると買わされたと聞きました。ブラックバイトだと思います。私も、大学生になったら、アルバイトをすると思います。ブラックバイトに遭遇しないように気をつけたいと思います」(高校2年生女子)。
・「ブラックバイトの名は、聞いたことがありました。しかしこんな酷い実態だとは知りませんでした。気をつけたいと思います」(高校3年生男子)。
所感
生徒たちの大半は、大学・短大・専門学校に進学します。その進学した時には、ほとんどの生徒がアルバイトをしています。生徒たちにとっても、今から知っておくべき有益な情報を伝えられた講話だったと思います。これからも、生徒にとって有益なものを提供していきたいと思います。
協力先名・URL
久野由詠さんのプロフィールなどが紹介されたHPは下記。
http://www.daiichi-law.gr.jp/staff/kuno.html
主催団体・参加者
私立 第一学院高等学校 名古屋キャンパス 全学年希望者
男子24名、女子12名