「食の安全」をテーマに事前学習、企業見学を行い保護者参加のキャンパス祭で学習発表!!子どもの成長に保護者の笑顔。
2015/10/14~11/21
実施内容
事前学習1回目10月14日
初回のテーマは、「食」についてと「カルビーの歴史」についてです。最初に、徳永先生からクイズが出されました。世界には、食べ物がないためにどれくらいの人がなくなっているか、日本ではどれだけの食料を毎日廃棄しているか…。参加した生徒はその数に驚いたようでした。その後ipadでカルビーの基本情報について調べました。おなじみのカルビーが、地元広島発祥だったということを初めて知ったようでした。最後に、「お菓子のパッケージをよく観察して見よう」という宿題と、「食に関するニュースを調べよう」という宿題がだされました。
事前学習2回目10月21日
この日は宿題の内容を確認しました。一年生女子の中に、とてもしっかり調べてきた生徒がいました。彼女は、お菓子のパッケージに開封方法の図示があること、アレルギー情報、塩分量表示、ごみの分別に関する注意、などさまざまな情報が詰まっていることに気づきました。皆でこのことを共有すると、普段気にすることはないが、これらの情報はどれも消費者が安心して商品を購入するためには大切なのだという結論にいたりました。二年生男子の中には、お菓子のメーカーが有名なゲームメーカーだったと、意外な発見をした生徒もいました。
食に関するニュースで皆が注目したのは、「異物混入」でした。ほかにも、「マクドナルドのお得なメニューがなくなってしまった」と、自分の日常の変化を述べた生徒もいました。
事前学習3回目10月28日
この日にメンバーは、一年生グループ、二年生男子グループ、二年生女子グループの3つのグループになり、キャンパス祭のプレゼンテーションの担当を決めました。一年生の班は、カルビーの基本情報について模造紙に書き、発表することを決め、早速プレゼン内容の下書きに取りかかりました。二年生男子は、工場見学の様子をプレゼン内容としてipadに編集しテレビに映すことにしたので、工場では、衛生管理の面をしっかり観察しようと決めました。二年生女子は、プレゼンのまとめとして、「食と自分たちの将来」について発表することになりました。
見学当日11月2日
広島県廿日市市にあるカルビーの広島東工場で1時半からツアーが始まりました。私たち以外にも一般家庭の見学者が15名ほどおられました。最初に記念撮影をし、その後10分ほどカルビーの歴史についてのビデオを見ました。カルビーの創業者について、代表的な製品のこと、カッパえびせんのひみつについて、カッパのキャラクターがクイズを交えながら説明をしてくれました。ビデオのあと、見学スペースへ移動して、工場内を窓越しに見学しました。クリーンルームやかっぱえびせんができるまでの様子をみることができました。作りたてのかっぱえびせんの試食もありました。生徒たちは、熱心にメモを取ったり、ベルトコンベアをじっと眺めたり、いろいろな様子で約45分間見学をしました。最後にもう一度ビデオルームに戻り、スナックのパッケージについて説明を受けました。スナックのパッケージの裏にHの記号があれば、それは広島東工場で作られたという意味だそうです。最後にスナック菓子のお土産をいただき、帰路へつきました。
事後学習11月5日
この日から数日かけて、プレゼンテーションの準備に取りかかりました。班によっては模造紙に要点を書いたり、ipadに入力しながら準備を行いました。
キャンパス祭当日11月21日
本番のプレゼンテーションでは、カルビーの歴史、食に関するニュース、食の安全の取り組み、カルビー工場の生産ラインの概要と安全のための工夫、私たちの食を支えるお仕事、という順番で発表を行いました。10分少々でしたが、生徒の保護者の方々やお友達、来賓の方々に、カルビーのことについて知ってもらう機会となりました。お子さんの活躍ぶりをご観覧になった保護者の方は、大変満足されていた様子です。生徒たちにとって、今回のソーシャルトライアルは「食」に関する職業観をはぐくむよい機会となりました。
所感
カルビーの工場見学自体は比較的簡素なものでしたが、生徒たちにとっては驚くところ、楽しめるところが多々あったようです。また、プレゼンテーションがカルビーについてのみだと浅くなる可能性がありましたが、テーマを「食の安全」に広げたので、発表内容にバリエーションを持たせることができたと思います。
主催団体・参加者
私立 第一学院高等学校 広島キャンパス 1年2年
男子5名、女子5名