今回、生徒たちに「人を裁くという場所がどんな場所で、どういう仕組みで行われているのか」を見ることで、一人ひとりの今後の人生において気付きや発見につなげてほしいという思いから郡山裁判所の見学を計画した。当日は裁判の傍聴、模擬裁判の実施、裁判所のしくみについて講義、庁舎内見学をさせていただき、生徒も人の人生を左右する場面に立会い、改めて今後の進路などについても真剣に考える機会となった。
2015/10/7
計画・進捗
10月2日(金)に事前学習を行い、裁判所についての大まかな知識をつけた。
10月7日(水)当日に、裁判所見学の中で見る視点を共有
10月8日(木)にお礼状作成開始
事前打合せ・事前学習
裁判所の種類や三審制度など中学校で勉強した内容を改めて確認した。また、傍聴ができることになったので、人生を大きく左右する裁判の中で、そこに関わる人たちの言葉や表情をよく見ておくように指示をした。
当日の様子
裁判についてはドラマだけの知識であり、最初は久生検事や古美門弁護士などと言ってはしゃいでいたが、実際に裁判所に到着すると重い雰囲気にしだいに緊張感は高まっていった。雰囲気を体感できただけで非常によい職業見学になった。その後の模擬裁判では裁判の流れをわかりやすく体感でき、楽しく学ぶことができた。2時間30分という長い見学になったが、充実感もその分大きかった。「見学以外ではもう戻ってきたくない」という言葉もあり、見学した意味は大きかった。
事後学習
裁判所見学において、勉強になったことや感じたことをお礼状という形にして届けた。
所感・振り返り
実際にあった事件の判決を聞く機会があった。人生を大きく左右する話に緊張感もあり、みんな真剣に聞いていた。難しい言葉もあったが、その後、解説を加えていただき、勉強になった。模擬裁判では、人生を左右する判決がどのように決められているのかを知るよいきっかけになった。「楽しかった」と感想を述べる生徒もいれば「見学以外ではここには戻ってきたくない」と感想を述べる生徒もいた。また、裁判所内では色々な職業の方たちが関わっており、そこも新発見であった。
実施校・参加者
第一学院高等学校 郡山キャンパス
男子3名、女子9名