事前学習としての資料配布
熊本地方裁判所内見学及び傍聴
事後学習としてのまとめ(新聞づくり)
2015/10/26
計画・進捗
地方裁判所見学及び傍聴の目的
・地方裁判所の見学を通して普段触れる機会の少ない「法」について身近に感じてもらう
・傍聴をし、政治経済の授業で学んだ司法についてより深い理解を得る
10/1(木) ジョブシャドウ実施の日付、内容決め
10/22(木) 事前学習用資料の配布
10/26(月) ジョブシャドウ当日
事前打合せ・事前学習
10/5(月) 16:00 熊本地方裁判所の緒方さんとの打ち合わせ
見学当日の内容(どの場所を見学できるのか等)、傍聴する裁判の内容の確認。
10/22(木) 事前学習用資料の配布
資料には最高裁判所事務局が発行している「法廷ガイド」を使用
政治経済の授業内で学習した裁判の流れについての復習や実際の裁判で使われる用語の確認、
また、裁判自体が何のために行われているのかを知るのかが目的
当日の様子
10/26(月) 13:40 熊本キャンパスを出発する。初めて裁判所に行く生徒たちも多いようで緊張していた
14:00 裁判所到着。職員の緒方さんと顔合わせ。その後、大法廷に通され、裁判についての説明を受ける。
実際に裁判を行う場所に特別に入れてもらう。裁判官や裁判長が座る椅子に座り、法服を着せてもらう。「法服の色が黒なのは裁判長が何にも染まらない存在だから」という言葉に関心のため息をつく生徒の姿が見受けられた。
また、実際の裁判で被告人が座る椅子に座り「俺がここに座るのは今日が最初で最後だ」と言い、犯罪が何があっても犯してはならないという意識が芽生えた生徒もいた。
14:40 傍聴。判例は窃盗。初めて見る実際の裁判は思った以上に淡々と行われており、意外だったという生徒が多かった。老老介護の末、ストレスの解消のために犯行に及んだという被告。裁判のことだけでなく、今の日本が抱えている問題について考えるきっかけとなった。
事後学習
事後学習 裁判所についてのまとめと感想(広用紙に学んだことを書き込む) お礼状作成
10/27(火)13:00
第一回事後学習
熊本地方裁判所に実際に行った感想発表、何を学んできたのかの書き出し、まとめのレイアウト作成
10/28(水)14:30
第2回事後学習
第一回事後学習に参加できなかった生徒の見学の感想発表、学んだことの書き出し
書き出した内容に従って実際にレイアウト通りにまとめる作業
(まとめを見た人にも裁判所について知って欲しいという理由で答えを隠したクイズなどを作成)
お礼状作成
(何について学び、どういう感想を持ったのかを具体的に書いてもらった)
所感・振り返り
今回、熊本地方裁判所に見学をしに行き、今までテレビでしか見たことのなかった法廷などを間近で見ることができたことによって少しでも裁判所や裁判のことを身近に感じることができたと思う。
実際に傍聴することによって刑事裁判の手順や陳述や質問、弁論などがどのような雰囲気の中で行われているのかを知り、司法に関しての知識がより一層深いものになっていったと思った。
また、今回傍聴した判例が老老介護の末の犯行とのことで、司法だけでなく今の日本の改善すべき現状についても考えさせられた。
今後のジョブシャドウでも普段できない経験を生徒たちにはしてもらい、視野を広げて欲しいと思っている。
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 熊本キャンパス1年次生、2年次生、3年次生
男子2名 女子9名