年金を含む社会保障の制度が注目される現在、高校生も社会保険のしくみを実感することが出来るよう、中台さんに機会を作って頂きました。
2015/9/15
実施内容
以前から、千葉駅北口清掃活動でご一緒させて頂いている、中薹修(なかだいおさむ)さん(以下中台さん)が主宰する「特定社会保険労務士・なかだい総合事務所を訪問することになりました。中台さんの事務所は校舎のすぐ近くにあり、電車の窓からも見えます。「高齢社会」が進み、年金を含む社会保障の制度が注目される現在、高校生も社会保険のしくみを実感することが出来るよう、中台さんに機会を作って頂きました。
参加する生徒たちは、事前に現代社会の教科書に載っている社会保険の内容を調べて、質問することを考える時間を持ちました。新聞やインターネットも用いて現在の特に年金制度についての問題点を考えました。
なかだい事務所は、事務室と応接室に分かれていて生徒たちは応接室で中台さんとお話をさせて頂きました。中台さんは特定社会保険労務士という資格を取得して労働コンサルタントとして事務所を経営しています。主な仕事は、会社からの相談を受け付けることだそうです。契約している会社から、雇用保険や厚生年金そして労働災害など社会保険の広い分野についての問い合わせを受けて、それに対しての解決案を示すということです。会社からの質問は、それだけではなく、経営全般についてもあるそうで、会社にとっても社員にとってもWIN、WINになるような解決法を出すのがベストということでした。
生徒から出た印象に残ったこと
社会保険というしくみは人間社会に必要なしくみであり、それがあるから安心して生きていくことが出来る。だから、しくみを守っていかなければならない。
知らないことが多くあり、年金をしっかりもらうためには正確な知識が無ければならないが、市役所や社会保険事務所、そして社会保険労務士さんなどに、相談することが大事だ。知らないままで不幸になる必要は無い。
会社は社員に正当な報酬をしなければならないのに、日本のある一部では、正当な報酬がなされない場合や、不当な労働環境におかれることが現在もある。WIN、WINの労使関係が望ましい。
所感
社会保険労務士という資格の名称やイメージから生徒は硬い話だけだと感じていたようだが、実際には中台さんからの現実に会社で起こっている問題や、社会保険の領域の広さに驚きをもって接していた様子がある。また、年金についての将来への見通しを伺い、生徒世代がしなければならないことについての理解が進んだことは間違いない。
主催団体・参加者
私立 第一学院高等学校千葉キャンパス 2年
男子2名、女子2名