地元福島において「スポーツを通してできること」にこだわっている福島ユナイテッドの鈴木代表より、「結果にいたるまでの過程の重要性」、「諦めないことの大切さ」などについて考える機会を設定。参加生徒たちにとって、今後の生活における具体的な意識の変化や行動の変化につながる良い機会となった。
しごと講話:2014/10/21
計画・進捗
福島では初のサッカーJリーグチームとなる「福島ユナイテッド」。そこで代表を務める鈴木さんより、この先の人生で活かせる「学び」や「きっかけ」を生徒たちに伝えていただきたく計画・実施。J1を目指し夢を諦めないひたむきな姿や幾多の困難・挫折をどのように乗り越えたのかを聞くことで、生徒が自らの生活に活かせるようになることを期待。
事前打合せ・事前学習
6月20日に福島ユナイテッドを訪問。窓口となってくださった井上さんと打ち合わせ。その後、10月の授業に向けて鈴木代表と目的や内容を打ち合わせさせていただき、当日を迎えた。
事前学習では、当日の目的やチームの紹介のみならず、地元福島にできることへのこだわりについて触れる。サッカーを通して鈴木代表の人間性や今後の夢についても注目してもらえるように工夫した。
当日の様子
10月21日、鈴木代表の様々な経験(挫折や成功)やクラブ理念のスポーツを通して何ができるかについてのこだわりを聞くことができました。本気になれば必ず誰かが助けてくれること、結果はどうであれ諦めないことが次に必ずつながること、高校生として今できること・やっておくべきことを学んだ生徒たちの真剣な眼差しは学びの深さを物語っていた。
事後学習
参加生徒からは「諦めないことは大変なことだが、それから逃げない大切さを実感できました」、「授業を聞いて人生をナメていた自分を実感。意識が変わりました」、「自分のことだけではなく、家族への感謝や手伝う気持ちを表現していきたい」、「サッカーのみでなく、スポーツを通して地域に貢献したい気持ちやそのために絶対諦めない姿は本当に素晴らしい」などの感想が多く聞かれた。
所感・振り返り
「結果より過程が重要」、「周囲への感謝」、「諦めないことの大切さ」など、普段よく耳にすることを具体的な経験や事例を交えて丁寧に伝えていただいた。能力があり、努力しても、考え方がマイナスだと結果もマイナスになるといった勝利の方程式は生徒の考え方にも良い影響を与えた。
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校(郡山キャンパス)
男子19名、女子8名