福寿園株式会社は、京都府南部の木津川市を拠点とし、サントリー伊右衛門のヒットで全国的知名度を誇っています。3名の社員の方にお越しいただき、「茶業の伝統と仕事」というタイトルでしごと講話をしていただきました。終了後には高級茶の試飲までさせていただきました。
しごと講話:2014/12/3
計画・進捗
名古屋キャンパスの職員の中に、京都府南部の出身者がいます。お茶の産地で、福寿園株式会社の本拠地があるところです。同郷で福寿園の方とも親しいことから、しごと講話をしてもらえるか聞いてみたところ、「名古屋にも弊社の営業所があるので、ぜひ協力させていただきましょう」と快諾していただきました。
事前打合せ・事前学習
<事前打ち合わせ>
10月29日に、福寿園株式会社名古屋営業所を訪問。名古屋営業所の方と打ち合わせを実施。
<事前学習>
福寿園株式会社についてまとめたものを小冊子にして生徒たちに配布。
当日の様子
12月3日午後より、しごと講話を実施。福寿園より、3名の方にお越しいただきました。中部事業部の田中孝さん、関連会社の中尾友和さん、松阪屋名古屋店チーフの吉本正平さんです。最初に、田中さんが会社概要について映像視聴を交えてお話されました。福寿園は江戸時代に伊右衛門と呼ばれた人物により創業されたこと、そして、京都府の木津川市を拠点に発展してきたことなどを説明されました。お茶を扱う仕事については、中尾さんがお話されました。宇治の露という高級茶があり、非常に丁寧な作業をして製茶されていることを説明していただきました。
事後学習
<事後学習>
しごと講話の後、吉本さんからお茶の淹れ方を教わり、高級茶の試飲をさせていただきました。淹れ方一つで味わいが変わること、高級茶は飲んだ後にもお茶の味覚が残っていくことを説明していただきました。試飲後は、ワークシートに意見・感想などを記入しました。
<ワークシート>
・「お茶の淹れ方体験は、楽しかったです。1回目に淹れるお茶と2回目に淹れるお茶では、淹れ方の量が変わったり味が変わったりすることを初めて知りました。また、お茶にはたくさんの種類があることを知りました」(1年生女子)
・「高級茶の中には、100グラム10万円というものもあるそうです。すごいなあと感じました。日頃は、お茶を急須に入れて飲むことがないので、今日はすごく新鮮な気持ちになりました」(1年生男子)
・「福寿園のお茶は、お茶の名産地で作られていること、そして、いろいろなお茶を広めて日本全国に支店を持っていることを知りました。今までお茶と言えば静岡のお茶が一番有名ですごいと思っていましたが、京都の宇治茶も非常に有名であることを知りました」(1年生男子)
所感・振り返り
名古屋キャンパスでは、「ホンモノに触れさせよう」を合い言葉に、しごと講話や職場観察に取り組んでいます。今回もお茶の最前線で仕事をしている人たちのお話と美味しいお茶を、生徒たちに触れさせることができて非常に良かったです。今後も生徒たちの意欲喚起に繋がるものを提供していきたいと思っています。
協力者の声
お茶のことを少しでも多くの人たちに知ってもらいたいと思っています。また、私ども福寿園のことを生徒の皆さんに知っていただければさらに嬉しいです。生徒の皆さん、またお会いしましょう。次にお会いできる日を楽しみにしています。
福寿園株式会社 中部事業所
部長代理 田中 孝さん
協力先名・URL
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 養父校(名古屋キャンパス) 1・2年次生
男子6名、女子4名