校内でのボランティアを計画する際に、生徒たちからのリクエストに応えようと開始したのが、この「熊本をきれいにしよう!大作戦」です。実施日の告知は職員が行いますが、清掃区域等に関しては生徒たちで考え、実際に活動に参加しています。事後学習では、今後はどのような形にしていきたいかなどについても振り返るようにしています。
ボランティア実施日:2014/10/15
計画・進捗
生徒のリクエストが多数あった「ゴミ拾い」のボランティア。まずは学校周辺の地区をきれいにしようと立ち上がったボランティアサークルのメンバー。週に一度自分たちでどの区域を清掃するか話し合いで決め、活動に参加しています。活動時間は、木曜日の午後1時。過ごしやすい季節となり、一番天気もよいこの時間に設定しました。
事前打合せ ・ 事前学習
事前に活動予定のメンバーに聞き込みを行い、学校周辺のどの区域を清掃するかを話し合います。「先週は花畑公園にいったから…今度は天気がよかったら熊本城までいってみる?」「けど熊本城は清掃されているからきれいなんじゃないかな?」など様々な意見を出し合う様子が見られました。
当日の様子
10月15日、毎週参加している3年生をリーダーにして活動開始。清掃区域の最終決定を行っていると、その様子が楽しそうだったようで、「私も一緒にいっていいですか?」と急遽1年生も参加!この日の清掃区域は「熊本城付近」に決定。早速清掃開始です。
いざ行ってみると、思っていたよりも道路の隅などにゴミのポイ捨てがたくさんあり、参加したみんなはびっくり!中には帽子や靴などの服飾類もたくさん落ちていたようです。清掃をしながら地域の方々との触れ合いがあったりと、「天気もいいし、散歩しながらの清掃は気持ちいい!」と話していました。
学校に帰ったときには、1人一袋持って行ったビニール袋に入りきれない量のゴミが集まっていました。「次回からは自分でゴミ袋や軍手持ってきます」や、「清掃の回数増やしましょう」など次回への意気込みを思い思いに述べている様子でした。
事後学習
どのようなゴミがあったのか、今後にどう活かしていきたいかなどの感想を、桜の花びら型の紙にかき、校内にある『ボランティアの木』へ貼り付けしました。感想を見ると、前回よりもまた違う視線で清掃に取り組んだ様子等が窺えます。そして、清掃に参加している友人の楽しそうな姿を見た3年生の間では、「私も参加したい!」などボランティアの輪が広がっています。
所感 ・ 振り返り
最初は職員が主導で行っていた清掃ボランティアですが、今ではいつ実施するのかという告知だけを職員が行っています。自分たちで考えて行動に移すということをやることで、参加生徒の中にも毎回達成感が生まれているようです。ゴミ拾いはいやだと思っていた生徒も友達と楽しく参加することで、回数増加のリクエストも出てきています。
今後はさらにボランティアの輪が広がるよう自分たちで声を掛け合い、参加に促せる指導をしていければと思います。
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 養父校(熊本キャンパス) 1・3年次生
女子5名