計画・進捗
キャンパスに隣接する交通センターの地下にあるセンタープラザが今年度で閉店することに伴い、今までどのような思いでお客様と接してこられたのかを取材し、まとめることにしました。8月25日の授業で1~3年生に告知を行い、3年生をリーダーに各店舗の計画を立て行動に移しました。
事前打合せ ・ 事前学習
事前に職員が取材可能な店舗に依頼をしました。その後、リーダとなる3年生が「どのような目的で、いつ、どのようなことを取材するか」の内容で、電話でポイントメントをとりました。電話をかける前には、電話でのマナーを確認し、一人ひとりロールプレイングを行い、練習しました。担当者の方が不在、お忙しく再度連絡する時など、様々なシチュエーションを考えて、言葉を確認しながら行いました。
当日の様子
8月27日15時、生徒3名で訪問しました。初めてのこともあって最初の挨拶などで緊張していましたが、練習した成果が出すことができたようです。質問内容はあらかじめ考えておいて、1年生が主体的に質問し、他のメンバーが質問の答えを書き取るなど、協力する場面も見られました。
「お茶の三翠園」さんはセンタープラザ創業当初から入店し、今年度で41年を迎える老舗です。お母さんに連れてこられていた子どもが、大きくなって自分の子どもを抱えて来店してくれることもあるそうです。店主の方がお客様とそのような関係が築けていることを嬉しく思い、感謝している様子がひしひしと伝わってきました。生徒もその話を聞いた後は興奮状態で、感動した想いを職員に伝えていました。
事後学習
訪問後すぐに、メモをした内容を文章にまとめました。みんなでアイデアを出し合い、「こういう写真があったほうがいいよね!」、「先生、このイラスト入れてもいいですか?」など、積極的に取り組む姿が見られました。完成したレポートをプリントアウトしてみると、達成感が得られたようで、他の店舗への取材・まとめにも意欲が出ている様子でした。
所感 ・ 振り返り
7月~8月に集中して行った「マナーアップ講座」の集大成とすべく、3年生をリーダーに活動を行いました。そのような3年生の姿を見て、一緒に活動していた下級生もマナーの向上が図れたようです。「マナーアップ講座」は最初、基本的な高校生としてのマナー(時間を守ること、挨拶を心をこめて行うこと、言葉遣いに気をつけること等)を行っていたのですが、社会に出て必要となる電話の応対等にまで応用でき、この活動で成果として現れました。
協力先名・URL
お茶の三翠園
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 養父校(熊本キャンパス) 1~3年次生
女子3名