『水戸証券 柏支店』様を訪れました。支店長の栗原さんから、証券会社の業務や政治と株価の関わり、そして高校生の皆への熱いメッセージまで、様々なお話を伺うことができました。大変興味深い内容で、栗原さんのお話が上手だったこともあり、大満足の職場観察となりました。
職場観察実施日:2014/6/26
計画・進捗
昨年度の同時期に職場見学をお願いしました。大変興味深いお話で参加した生徒たちにも好評だったので、2回目の実施をお願いしたところ、快諾していただきました。
担当してくださった柏支店長の栗原さんは、昨年度のことをしっかり覚えてくださっていて、スムーズに当日を迎えることができました。
事前打合せ ・ 事前学習
訪問に先立って、生徒たちは事前学習に臨みました。証券会社の基礎知識や、今回訪問する水戸証券様がどんな職場で、どんなお話をしていただけるのかを教員から紹介しました。
その後、ワークシートに取り組み、質問してみたいことやしっかり見てみたいことなどをまとめていきました。
当日の様子
6月26日、まずは職場の案内をしていただきました。営業時間内ということでお客様のいらっしゃる店舗内へは立ち入ることはできませんでしたが、社員の皆さんがデスクワークをしている様子を見学させていただくことができました。生徒たちは、デスク上のパソコンに表示された株価表示が刻一刻と変化していく様子を興味深く眺めていました。
その後、会議室へ移動し、銀行と証券会社の違い、業務内容、証券会社の社員に必要な資格などについてお話を伺いました。支店長の栗原さんはレジュメを用意してくださり、生徒たちは一つひとつ熱心にメモをとりながらお話に聞き入っていました。生徒たちが特に興味を持ったのが、企業の株価の変動でした。スマホゲームでの会社の株価高騰ぶりにはみんな驚いていました。その際、栗原さんが強調していたのが、世の中の動きと株価の関係で、「チャンスはいたるところにころがっている。世の中の動きについては、みなさんの方がよく知っている部分もある。動きに敏感になって、新聞の経済面も読んでみてほしい」とおっしゃっていました。
事後学習
観察後は、体験報告書を作成しました。今回の訪問で学んだことや感じたこと、担当してくださった栗原さんに向けてお礼の言葉などを綴り、振り返りました。
以下は、生徒の報告書からの抜粋です。
「経済学に興味がありましたが、今回の話で自分の新しい可能性の扉が開け、有意義なものとなりました」
「話の中に自分の知っている企業の名前も出てきて、株がずっと身近なものになりました」
「株価がリアルタイムに変動している様子が興味深かった」
「数多くの資料や例を示してくださることで、理解しやすかった」
「最後の教訓が身に染みました」
「『楽な仕事はない』という言葉を忘れないようにしたいです」
生徒それぞれが様々なことを学び取り、栗原さんのお話をそれぞれの思いで受け止めたようでした。
所感 ・ 振り返り
支店長の栗原さんは、次のようなことをおっしゃっていました。「証券会社で働く魅力は、毎日決まりきった業務をこなすのではなく、日々刻々と変化していく株価を読んで、お客まさに利益をもたらし、喜んでもらうことにある」と。また、「将来何をやりたいのかを早く決めるとよい。そして、専門知識を人より早くから身につけることが大切だ」とのメッセージもいただきました。
見学の最後に、栗原さんから「どうですか、おもしろかったですか?」と問いがあり、生徒からは「物凄くおもしろかったです!」と素直な感想が聞かれました。その言葉通り、生徒たちは大変興味深いお話を伺い、充実した時間を過ごすことができました。
協力者 ・ 生徒の声
<協力者の声>
楽しい時間を提供することができたでしょうか。社会の動向を見極めると、株価がどう変動していくのかが分かる。そういった社会の変化を探してみて欲しい。皆さんの方がより敏感に感じられる変化があるはずですから。
<生徒の声>
大久保 龍一さん
協力先名・URL
水戸証券株式会社
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校(柏キャンパス) 2~3年次生
男子4名、女子1名、引率1名