日本アロマ環境協会認定のアロマテラピーインストラクター、宮崎かよ先生、早崎清美先生を迎え、しごと講話「天然のアロマで、心も身体も美しく」を実施しました。昨年に続いて2回目の参加の生徒も多く、アロマスプレーやバスソルトの作製を通じて、人と自然のつながり、人へのやさしさ、癒し癒されることの大切さなどを学びました。
しごと講話:2014/6/13
計画・進捗
昨年度、地域のボランティアでご協力をいただいている宮崎先生に、日本アロマ環境協会が展開している香りの教育=「香育」をお願いしたところ、生徒に大変好評だったので、今年度はインストラクターの先生にもう一人お越しいただき、全学年に対して実施しようということになりました。
事前打合せ ・ 事前学習
実施前に、宮崎先生、早崎先生にお越しいただき、打ち合わせを行いました。昨年に引き続き、今年も「天然のアロマで、心も身体も美しく」のテーマに決定。1・2年生は、早崎先生による「アロマスプレー」の作製、昨年体験したことのある3年生は、宮崎先生による「バスソルト」の作製で、香育授業を行うことになりました。
後日、授業の予告をすると、昨年度体験した生徒はみんなワクワク。初めての生徒も先輩たちから話を聞いて、当日を楽しみに待ちました。
当日の様子
6月13日、1・2年生は早崎先生が担当。まずは、北欧での海外生活の後、語学力を活かして仕事をしていたが、自分を取り巻く世界に疑問を覚えたことから、アロマテラピーの勉強を始めインストラクターの資格を取得したことなど、ご自身の体験を通じて、自然とアロマ・仕事に対する熱いメッセージが送られました。
続いて、まずはアロマテラピーとは何か、エッセンシャルオイル(精油)の精製方法の紹介などをしながら、ムエット(試香紙)にしみ込ませた精油の匂いを嗅いで、それぞれの効能について学びました。そして、アロマスプレー作りの実習。香油とエタノール、そして精製水を合わせてしっかり混ぜ合わせると、オリジナルのアロマスプレーが完成です。教室の中は天然のアロマの香りでいっぱいに満たされました。
3年生は、宮崎先生が担当。宮崎先生は昨年度に続き2度目の授業ということで生徒とも顔なじみです。今年の「バスソルト作製」は、好みや効能に応じて8種類の精油を自由に組み合わせ、世界に一つだけのオリジナルを作るというものでした。生徒はそれぞれ自分の作ったバスソルトを大切そうに何度も何度も混ぜ合わせていました。
事後学習
授業実施後、体験報告書を作成し、学んだことや感じたこと、先生へのお礼の言葉などを記入して振り返ります。
以下は、生徒の感想からの抜粋です。
「精油が多くの材料からほんのわずかしか取れない貴重なものだということを初めて知りました」
「私は香りがあまり得意ではないのですが、合成でない天然のものだと平気なのかもしれないと思いました」
「今後は、リラックスしたい時とか、元気が出ない時にアロマを積極的に使ってみたいと思います。」
「今夜、早速自分で作ったアロマソルトでゆっくりお風呂に浸かりたいです」
「大変楽しい時間でした。昨年も経験したので楽しみにしてました。今日は、この授業のために学校に来ました」
生徒の書いた体験報告書は指導記録としてファイリングするとともに、コピーを先生方にお渡ししました。
所感 ・ 振り返り
昨年好評だったため、今年は規模を大きくして実施しました。その結果、多くの生徒が参加し、教材の不足が心配なほどでした。アロマは生徒たち個々の五感に訴えかける、まさに「体験」授業であり、通常の教科学習にはない、強く印象に残るものになったのではないかと思います。生徒たちは、自分で作ったオリジナルのアロマスプレー、バスソルトとともに、病気の治癒や精神の健康に役立つ「アロマ」という自然の恩恵を身にしみて持ち帰ることができたのではないでしょうか。
協力者 ・ 生徒の声
<協力者の声>
日本アロマ環境協会認定
アロマテラピーインストラクター
宮崎 かよさん
<生徒の声>
佐藤 佑華さん
協力先名・URL
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校(柏キャンパス) 1~3年次生
男子22名、女子19名