名古屋税理士会名古屋東支部様のご厚意により、税理士の和田義雄さんにお越しいただき、税の歴史と税理士の仕事について語っていただきました。これから必要となる税の基本知識について学びました。
しごと講話:2014/6/19
計画・進捗
昨年度お越しいただき、生徒たちからとても好評だったので、今年度もお招きしたいと考えていました。これから生きていく上で税の基本知識は必要になってきます。税理士の仕事や税の基本知識を学んでほしいと考えました。
事前打合せ ・ 事前学習
<事前打ち合わせ>
5月26日にご来校いただき、打ち合わせを実施。和田さんは、「税理士の仕事だけでなく税の歴史も伝えていきたい。アニメ動画を鑑賞しながら話をさせていただきます。」とおっしゃってくださいました。
<事前学習>
6月3日、6月4日に事前学習を実施。昨年使用した小冊子の資料を、生徒たちに取りに来るように指導。
当日の様子
6月19日、しごと講話当日。和田義雄さんの自己紹介の後、税金が無い世の中を想定した「アナザーワールド」というアニメを鑑賞しました。デコボコの道路、治安の悪い社会、とんでもなく乱れた世の中が映し出されていて、普段気づかないところで税金が活用されていることを教えてくれる架空の社会を描いたアニメでした。
その後、税金の歴史を学びました。古代より税は無くてはならないものであること。そして、現代でも社会人として税金の知識を知らないでいると損をすることもあると説明されました。無知ゆえに税で損をする人たちが出てこないように、税理士という職業があることを教えてくれました。
事後学習
講話終了後、事後学習としてワークシートに感想や意見を書いてもらいました。皆が熱心に書き始め、税の問題を自分のこととして受け止めてくれたようです。
<ワークシートの意見・感想>
「今回は税について学びました。まず最初に「アナザーワールド」というアニメを視聴しました。内容は、税が無くなったもう一つの世界での出来事です。消費税や所得税、すべての税を支払うことがない社会でしたが、それは非常に恐ろしい社会でした。泥棒や犯罪がおこっても、警察がいない、さらに学校もない、そして年金もなくて、世の中はとても乱れていました。こういう社会にならないために、しっかり税金を支払う必要があるのだなと感じました」(1年男子)
「今日の講義で、税金の歴史と税金の役割、税理士の仕事について学ぶことができました。日本では古代より税の制度があることを知り、驚きました。また現代の日本では、警察や消防など安全に関することも税金で支えられていると知り、税金が国家や国民を支えているのだと思いました。あらためて税金への理解を深めることができました」(1年生男子)
「消費税はずっと昔からあるものだと思っていましたが、自分の親が生まれた後にできたものと知って驚きました。」(2年男子)
「税金のことをよく知っておけば、余分な税金を支払わなくて良いそうです。でも税金の知識が無いと、ペナルティの罰則もあり、社会的な制裁を受けるそうです。本当に大変だと思いました。私も社会人なったら税に対する知識をしっかり身につけようと思いました」(2年女子)
所感 ・ 振り返り
税の知識は社会人になると必ず必要になってきます。生徒たちは自分のこととして税理士の和田さんのお話を聴いていました。
協力先名・URL
名古屋税理士会 名古屋東支部
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 養父校(名古屋キャンパス) 1~3年次生
男子9名、女子6名