今年に入り初めてのしごと講話ということもあったため、生徒が楽しみながら学習に取り組める内容にしたく、大学の体験講義を依頼しました。理科の内容なので少し不安なところもありましたが、体験中心の講義にしていただいたため、理科の苦手な生徒も楽しみながら積極的に活動に取り組めました。
しごと講話:2014/5/23
計画・進捗
今年度初めてのしごと講話は生徒に身近な話題にしたいと考えました。また、地域の大学の体験講義ということで、大学受験を考えている生徒が講義を受けることで大学を知るきっかけになればと思い、計画しました。
事前打合せ ・ 事前学習
昨年度、同大学同学部の別の先生に講義していただいたこともあり、生徒の様子等もお伝えしながらの打ち合わせとなりました。また、体験をしながら感じてほしいこともあったので、体験中心の講義をお願いしました。
当日の様子
5月23日(金)、熊本大学 教育学部 理科教育の渡邉重義先生にお越しいただき、「体の不思議について調べよう」というテーマで授業を行っていただきました。
まずは「目の働き」ということで、先生ご自身でお撮りになられた写真を題材に、動物の目の特徴や私たち人間の目の錯覚について、実際に体験しながら学習しました。目の錯覚のゲームでは、「え?アインシュタインにしか見えない!」、「うわ~この写真どうなってるの?」という声も多数あがり、大変盛り上がりを見せました。
次に、「耳の働き」では、自分の耳がどんな形なのか、普段聞こえている音と耳に手をあてて聞こえる音とは違いがあることを学び、糸をたらしたスプーンを耳につけて、音がどのように聞こえるかなどの実験も行いました。
そして、「手」についてはまず自分の手形をとり、それを基に自分の手を触りながら手の骨を書き、オランウータンの手と比べ、「全然違う~」、「オランウータンの手、大きすぎ!」という驚きの様子を見せていました。
最後に、「自分の体のプロファイル」を作りました。改めて自分の体を見つめ直すいいきっかけになったようです。
初めて大学の講義を体験した人もいましたが、とても楽しく学習することができたようです。
事後学習
講義の後、すぐに感想ワークシートを作成しました。初めて大学の講義体験をした生徒は、「意外におもしろくて、理科は苦手だけれど、体験して、すごく楽しみながら自分の体と向き合えた」と言っていました。大学受験を考えている生徒からは、「興味のある大学だったので、とても楽しみながら講義を受けられた。大学進学したいと改めて感じた」などの感想が聞かれ、普段の生活への意欲にまで発展することができたようです。
所感 ・ 振り返り
生徒の事前学習がまだまだ不十分なところもあるため、事前のホームルーム等を活用して、意欲を高められる学習を行いたいと思いました。
協力先名・URL
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 養父校(熊本キャンパス) 1~3年次生
男子15名、女子8名