地元ラジオ局K-mix(静岡エフエム放送)にてラジオパーソナリティの体験をさせていただきました。機材を前にして本物のニュース原稿を読み、更には見学におじゃました生放送スタジオで番組のお手伝いをさせてもらえることに。普段の学校生活では味わえない体験の連続に、生徒たちは生き生きと活躍していました。
職場観察実施日:2014/6/4
事前打合せ ・ 事前学習
ラジオ放送局の仕事はどんなことをするのか、事前に調べ学習を行いました。
当日の様子
6月4日、はじめに杉山さんに施設内を案内していただきました。芸能人が収録に来た時の写真やポスターに書かれたサイン、ゴールドディスク大賞を受賞したときの盾や賞状など、ラジオ局ならではの展示物の数々に生徒たちは目を輝かせていました。中でも収録後に撮影したスナップ写真が壁いっぱいに掲示されているスペースで憧れのアーティストを探して興奮していました。
ガイダンスの後は本物のニュース原稿が配られ、天気、海外ニュース、政治、スポーツの中から2つ選んでさっそく音読の練習。何回読んでも同じところで噛んでしまうなど苦戦していたようです。
それぞれ緊張とワクワクの入り混じった表情で収録スタジオに入ります。たくさんの機材に囲まれて、ヘットフォンをつけてマイクの前に座ると緊張は最高潮に。合図と共に原稿を読み始めますが、練習と同じ場所で噛んでしまったり、どんどん早口になってしまったりします。録音してもらった音声を聞いて生徒たちは赤面。「自分の声ってこんなふうに聞こえるんだ」「すごく早口になってしまった」「もっとハキハキ喋ればよかった」等の感想が聞かれました。
その後は、生放送中のスタジオにお邪魔しました。自分たちの収録の直後で、プロの話し方に感動したと言います。さらにこの日はADさんが不在だったため、パーソナリティーのお二人がトークをしながらリアルタイムでPCに送られてくるお便りを仕分け、リクエストの音楽をかけ、機材を操作するという複数の仕事を同時にこなす姿に圧倒されました。
見学だけの予定でしたが、なんと番組のお手伝いをさせていただけることに。グループに分かれて番組の原稿を揃える体験をしました。生放送は時間との戦いで、緊張感のある空気の中、生徒たちも真剣な表情で取り組んでいました。
事後学習
体験を通して一番多かった感想が「プロの人ってすごい!」ということでした。ニュース原稿を読む体験で、この仕事の大変さを実感し、それをこなしている方々を間近で見て感動や憧れを感じたようです。
「テレビと違って聞き手に声しか届かないのできちんと伝わるように読まなければいけないのが大変でした」「機械を自分で操作しながら、話して、そしてお便りに印をつけるなど、一人でやることが多くてとてもびっくりしました」などの感想が聞かれました。
所感 ・ 振り返り
ラジオの現場にお邪魔させていただいて、音声のみで情報や感動を伝えるために多くの人の努力が番組に詰まっていることを実感できたようです。「今後ラジオを聴く時は、今日の体験を思い出して聞きたいです」「以前よりラジオが身近なものに感じるようになりました」など、生徒のものの見方にも変化があったようです。
協力先名・URL
K-mix 静岡エフエム放送株式会社
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校(浜松キャンパス)
男子1名、女子3名