高齢社会の中で我々に出来ることを考えます。具体的には、大阪市の浪速区地域包括支援センターや大阪市社会福祉協議会地域福祉課の協力のもと、認知症について学び、参加者は「認知症サポーター」になります。自分に出来ることを考え、さらに行動に移していくきっかけにしていきます。
しごと講話:2014/6/24
計画・進捗
「認知症サポーター」の経験を活かして、今後のボランティア活動参加への自信を深め、進路について考えるきっかけにします。6月10日(火)は浪速区地域包括支援センターの職員の方による事前学習、6月24日(火)には大阪市社会福祉協議会の方による認知症サポーター養成講座を行います。
事前打合せ ・ 事前学習
6月10日(火)の事前学習では、行政での具体的な相談窓口や大阪市の取組みや実情についてを学びます。最近ではテレビドラマでも扱われることのあるテーマです。参加した生徒も身近に感じてもらえたのではないでしょうか。
当日の様子
6月24日(火)、大阪市社会福祉協議会の地域福祉課の方を講師としてお招きしました。映像を使った実例に基づく学習、認知症とは具体的にどういった症状なのか、我々に出来ることはどんなことか、などを学びました。映像を見て「泣きそうになった」「感動した」などの声があがり、真剣に取り組む様子が伝わってきました。
2時間にわたる講習が終わった後は、参加者全員が「認知症サポーター」になりました。今日学んだことをこれからの生活に活かしていきましょう。福祉系の進路を希望している生徒にとっては、大きな参考になったのではないでしょうか。
事後学習
講座終了後は、自分でも明日から出来ることについて感想を発表しました。「親切にする」、「動きが遅くてもイライラしたりせずに声を掛け、待っていることにします」、「認知症とはアルツハイマーだけではないことが分かった」などの声がありました。
所感 ・ 振り返り
オレンジリング(※)を手にし、嬉しさとともに自覚が芽生えたようで、進路を考えるきっかけになったと思います。夏に行われるボランティア活動の参加への自信にもなったようです。
※認知症サポーター養成講座を修了すると、認知症サポーターの目印としてオレンジ色のブレスレットが渡されます。
協力者 ・ 生徒の声
<協力者の声>
・みんな真剣に話を聞いてくれてよかったです。
・興味や関心を持ってくれたら嬉しいです。
・家族への声がけが大切です。支え合っていくことが大切なので、若い世代の方が関心をもって社会で支えていって欲しいです。
<生徒の声>
・DVDの内容では泣きそうになりました。
・知らないことが多く、色々勉強になりました。
・アルツハイマーのイメージばかりでした。
・認知症は病気だと分かりました。
・なりたくない、イヤだと思うけれど、病気なので仕方がないと思いました。
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 養父校(大阪キャンパス) 1~3年次生
1年生3名、2年生9名、3年生2名 計14名