福島県の地方銀行である東邦銀行で職場観察をしてきました。どのような場所でどのような仕事をしているのかを銀行員の方からお話を伺いました。お金の数え方を教わり、普段は見ることができない金庫の見学をしました。
職場観察実施日:2014/5/29
計画・進捗
事前学習は、銀行の仕事について予備知識を入れておくことを目的に行い、銀行の3大業務と東北地方にある地方銀行、第二地方銀行を確認しました。職場観察では、基礎知識が身についた上でお話を聞いたので、より理解を深めることができました。事後学習(6月3日)は、職場観察で学んだこと・気づきを作文に書き、発表を行う予定です。
事前打合せ ・ 事前学習
事前学習で生徒たちは非常に真面目に話を聞いていました。銀行の仕組みについては要点・身近な部分に的を絞って話しました。その後、体験できることや見学できる施設を伝え、注意事項を説明しました。
当日の様子
5月29日、最初に会議室で担当の方から銀行の仕事について説明を受けました。事前学習で一度触れている内容だったので、より理解が深まったのではないかと思います。その後、練習用のお札を使ってお金の数え方を教えていただきました。慣れない手つきで教えられた通りに数えましたが、苦戦する生徒が多かったです。次に、現金の重さについて教えていただきました。
1億円(1万円札1,000枚)は10kgあることを知り、1枚だと軽い1万円札が1,000枚だとそんなにも重くなることに驚きました。金庫の見学ではその扉の厚さに驚き、実際に叩いたり、体当たりしたりして、その頑丈さを確かめる生徒もいました。そして、金庫に閉じ込められる体験もしました。生徒たちは担当の方に「金庫の鍵がなくなったらどうするのか」、「金庫破りは地下から進入してくる場合もあると思うがその対策はどうしているのか」など、積極的に質問をしていました。金庫見学が終わると再び会議室に戻り、戻る途中で生徒が質問をした「振り込め詐欺」について丁寧に解説してくださいました。銀行の体験、見学、質問など多くの生徒が積極的に取り組んだ姿が非常に印象的でした。
事後学習
事後学習では、感謝の気持ちを伝えるために、生徒一人ひとりがお礼状を書きました。職場観察で感じたことを思い出しながら自分の言葉でしっかりと書くことができました。
所感 ・ 振り返り
生徒たちは積極的に職場観察に取り組み、楽しみながら職業選択の幅を広げることができたようです。職場観察の最後には、担当の方から「優秀な成績で卒業してください」「頑張って」と激励の言葉もいただき、終始和やかな雰囲気でした。帰り道では、「すごく楽しかった」という生徒の言葉もあり、大成功の職場観察でした。
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校(郡山キャンパス)
男子10名