KDDI株式会社様のご厚意により、KDDIケータイ教室認定講師の方に、「通信事業の仕事とケータイの安全な使い方」についてお話していただきました。ツィッター・ライン・ブログなどのSNSは、賢い使い方をすれば日常生活において非常に便利なものであるが、使用方法を一歩間違えれば大変な事態になること、ちょっとしたイタズラが身の破滅にも繋がりかねないものであることを、具体的事例をあげながら説明していただきました。
しごと講話:2014/5/21
計画・進捗
昨年の10月2日、KDDIケータイ教室認定講師の中村光宏先生にお話していただきました。10代の若者たちに広がるケータイ依存、とりわけトラブルになりかねない行為や使用方法についてレクチャーしてもらいました。単なるイタズラ行為が非常に大きい犯罪に発展してしまうケースなども紹介され、生徒たちはとても勉強になったようです。ぜひとも新入生にケータイの安全な使い方の知識を知ってもらいたいと考え、今回のしごと講話を企画しました。
事前打合せ ・ 事前学習
KDDIケータイ安全事務局に電話でアプローチをし、今年もお越しいただくことになりました。打ち合わせや段取りもスムーズに進みました。「子どもとケータイ ファミリーガイド」という小冊子を送っていただき、生徒たちに事前配布して読んでくるように指導しました。
その冊子には、子どもでも分かる表現で、ケータイ使用の気をつけるべきことなどが書かれていました。
当日の様子
5月21日12時50分、「通信事業の仕事とケータイの安全な使い方」の授業を実施。今回は小栗照代先生がお越しくださいました。まず、トラブルの事例をアニメで紹介されます。
そのアニメでは、若者がアルバイト先でのちょっとしたイタズラをSNSに載せたことが波紋を呼んで大きな事態を発展し、非常に高額な賠償金を請求される話が出てきました。これは実話を基にしたフィクションだということも話されました。KDDIでは、このような悲劇を引き起こさないように、各地に赴いてケータイの安全な使い方を普及していることを話されました。
事後学習
終了後、皆にワークシートを配布して、記入する時間を作りました。ケータイの危険性について、思ったこと、感じたこと、そして意見などを書いてもらいました。生徒たちも自分の問題として捉えたようで、いろいろな意見を寄せてくれました。
<生徒の意見>
・私はよくLINEに画像を載せます。だから、今後はトラブルに巻き込まれないように気をつけようと思いました。最近は、本当にちょっとしたことでトラブルになるのでこわいなと思いました。LINEをしている時に友達が「(笑)」のマークを使うけれど、本当に笑っているのかなと疑問に感じることがあります。でも、LINEでケンカをしたくないので、こちらも「(笑)」のマークを入れたりします。
・情報はいともたやすく広まってしまう。だからこそ発信はよく注意して行わなければいけない。そのことが良く分かった。これからは、自分の情報の扱いや、身の回りのネット環境などを見直してみようと思いました。
・歩きスマホとか、ツイッターでふざけて写真を載せることが問題になっているのは知っていたけれど、その影響は想像以上に大きく、多くの人に迷惑をかけてしまう上に、身近でいつ自分が加害者の立場に立ってしまうか分からないということを、もっと自覚しなくてはと思いました。
所感 ・ 振り返り
生徒たちは自分の問題としてケータイのことを考えてくれました。そして、ケータイトラブルなどについてけっして他人事ではないと感じてくれたようで、いろいろと気づきの多い授業となりました。また、ケータイトラブルが社会問題になっている今、KDDIの方たちが力を入れてその問題に取り組んでいることを学びました。
協力先名・URL
KDDI株式会社
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 養父校(名古屋キャンパス) 1年次生
男子11名、女子9名