高齢化社会が進む日本では、高齢者を支えることは、高校生にとって無関係ではありません。特に祖父母との同居が多い富山では尚更です。生徒に介護を身近に感じさせることを目的に、介護福祉のカリキュラムを持つ専門学校で体験学習を実施しました。
しごと講話:2014/2/14
計画・進捗
北陸ビジネス福祉専門学校の協力で、介護や医療についての意義や現状についてお話しして頂き、体験をしました。
事前打合せ ・ 事前学習
1月に電話で専門学校に依頼。また現代社会や政治経済の授業で、事前に高齢化社会について学習。
当日の様子
2月14日に北陸ビジネス福祉専門学校に行き、最初に活動内容について説明を受けました。その後、介護の現状や仕事をする上での苦労、やりがいについてお話しいただきました。その後、体験学習として、車椅子体験やベッドメイク、入浴介護などを全員で体験をさせて頂きました。テレビなどでは活動は知っていていても、いざ自分で行うと難しく、何度も指導をしていただきました。その後、医療事務について説明を受け、レセプトの作成をさせていただきました。
事後学習
体験したことをワークシートにまとめました。どの生徒もより強く進路について意欲がわき、介護や医療について高い関心を持ちました。
所感 ・ 振り返り
高齢者の対応には、介護の知識だけではなく、思いやりの気持ちやコミュニケーション能力が必要であることを知りました。
生徒の声
「介護は大変そうだったけど、やりがいがある仕事だと思えるようになりました」(1年生男子)
「テレビでは見たことがあったけれど、実際に見れてよかったです」(3年生女子)
「介護の知識も大切だけど、相手と向き合うことが一番大切だと知りました」(2年生女子)
「祖母と一緒に生活しているので、今まで以上に思いやりを持って接したいと思います」(2年生女子)
「いつも笑顔を絶やさずにいるのは大変だと思うけど、周りの人から頼られる仕事はすごいなと思った」(2年生男子)
「ひとつひとつの仕事を丁寧に、心を込めていることに驚いた」(3年生男子)
「ベッドメイキングのやり方がいい加減だと、患者さんに苦痛を与えることを知って驚いた」(3年生男子)
協力先名・URL
学校法人 臼井学園 北陸ビジネス福祉専門学校
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校(富山キャンパス)
男子12名、女子17名