検察庁の方にしごと講話をしていただいたことで、実際に職場観察で検察庁へ行き、検察庁の仕事や実際に使用されている取調室の見学をさせていただいた。事後学習では、振り返りの作文および観察した学びの新聞作成を行っている。
職場観察実施日:2014/2/19
計画・進捗
法律や裁判員裁判など生徒にとってあまり馴染みのない『法』を身近に感じてもらうこと、法の重さを理解することを目的に、検察庁のしごと講話および職場観察を行った。
事前打合せ ・ 事前学習
2月12日に事前学習として、検察庁の仕事の確認。インタビューする内容を生徒たちで話し合った。
当日の様子
2月19日に検察庁へ赴いた。まず、仕事内容や裁判についての説明をしていただいた。法の種類から法を犯した時の罪の大きさまで、具体的な事柄を使って説明をしていただき、生徒たちは真剣な面持ちで、時より頷きや驚きの表情を見せていた。新鮮かつ重要な内容であったため、「法のことに興味を持てた」、「実際の裁判も見てみたい」などの感想が聞かれ、非常に興味が持てた様子であった。
次に、検察庁館内の見学し、取調室も見せていただいた。事前の注意事項で、他の個室で実際に取り調べが行われていることを聞き、警察の方が監視をしている姿を見て緊張し強張る表情をしていた。取調室はドラマの設定等で使われる内容と大きく異なっていることに生徒たちは驚いていた。また、被害者支援室の室長の方とお話をさせていただき、「警察以外にも検察で相談を受けることができるので、トラブル等が起きた時に相談へ来ていただきたい」とおっしゃっていた。
事後学習
検察庁から戻ってから今日の感想および検察の方々へお礼の手紙を記入した。「検察の仕事に非常に興味が持てた」、「被害者にも加害者にもならないように気をかけて行動をしたい」など、前向きな感想と感謝の気持ちが書かれていた。
現在、事後学習では新聞作りを作成。5名の生徒が中心になり、お互いに声を掛け合いながら作成をしている。
所感 ・ 振り返り
今回は、積極的に質問が出たり、緊張しながらも真剣に見学していたりと、興味を持って取り組んでいる印象を受けた。「裁判を見てみたい」、「取調べに興味が持てた」など、見学しないと持てない興味が得られたことは、今後の人生においても貴重な経験だったと思う。
協力者 ・ 生徒の声
<協力者の声>
今回の実習を機に、法律に触れることやモラルとして悪いことの誘いをちゃんと断る勇気を、みなさんには持っていただきたい。
<生徒の声>
・今回は検察庁に行くことができて良かった。今回の学習をもとに裁判を見てみたい。
・検察の仕事の内容がすごく良く分かった。楽しく学ぶことができた。
協力先名・URL
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 養父校(熊本キャンパス)
男子3名、女子2名