地元フリーペーパーの記事から依頼。依頼承諾後、職員がイベントを見に行き、講師の方の雰囲気等を含めて生徒への告知を行った。事前に興味のある生徒にアンケートを実施した。当日は絵に興味のある生徒が多く参加し、目を輝かせながら取組んでいた。事後学習においても、もっと話を聞きたいといった声を多く聞くことができた。
しごと講話:2014/2/5
計画・進捗
地元新聞紙のフリーペーパーにてadoさんの記事を発見し、依頼をかけた。本校にもものづくりに興味をもっていたりアニメサークルに所属していたりする生徒が多く、絵を趣味にしている生徒が多い。絵描きの仕事における話や、そこに至るまでの様々なお話を聞かせていただきたくお願いしたところ、快く承諾していただいた。
事前打合せ ・ 事前学習
本校の隣にある商業施設のイベントにてadoさんが出展なさるというお話を聞き、職員が作品を見に行き、雰囲気を感じ取り、実際にしごと講話の打ち合わせをさせていただいた。動物をモチーフに絵を描き作品を作っていることもあり、他のアーティストさんとはまた違った雰囲気で、adoさんの空気感に引き込まれるようであった。この空気感を是非生徒や他の職員にも感じ取ってもらいたいと強く思った。
当日の様子
2月5日 13時開始の講話であったが、開始前の準備をなさっているadoさんに話しかける生徒が続出。Adoさんの持参された作品に既に引き込まれている様子であった。実際に講話が始まると、絵に興味のある生徒は特に目を輝かせながら話を聞いていた。「あまり人前で話すことに慣れていないんです」と穏やかな雰囲気のadoさんに、他の生徒もぞくぞくと興味を持っていた様子が見られた。
今は絵描きをなさっているadoさんであるが、大学は芸術学部などでは無いとの意外なお話を聞き、生徒も「へぇ~」「うんうん」と声がもれるほどでした。adoさんの話が終わり、質問タイムになると積極的に手が上がり、「どんなことを想いながら描いていますか」「今まで受けたお仕事の中で印象に残った仕事は何ですか」などの質問をしている様子が印象的だった。それらの質問にadoさんは、やさしく丁寧に答えてくださった。また「お仕事をする上で一番大切にしていることは何ですか」という質問にも「仕事をする上で当たり前にはなってくることで、実際にもうみなさんもできているかもしれませんが、時間に遅れないように10分早めに行ったり、挨拶をしたり、人見知りであってもコミュニケーションをとったりするのは大切だと思います。それを積み重ねるうちに信頼関係が築いていくのだと思います」と答えておられました。講話が終わった後も、個人的に話を聞きに行く生徒が絶えず、adoさん作品の「ハイエナ」や「ゾウの大きな絵画」を、間近で長々と見続ける生徒の様子が印象的でした。
事後学習
講話終了後、興奮した状態の感想をワークシートに記入し、お礼状を作成した。中には、黒板や教卓に飾ってあった作品を眺めながら、「画材の使い方や絵の描き方などについてもっと聞きたい」「個展にも個人的に行ってみたい」といった感想をつづっていた。今日一日、adoさん独特の雰囲気に包まれた、しごと講話の時間となりました。
所感 ・ 振り返り
今回のしごと講話にあたり、絵やものづくりに興味のある生徒を中心に、事前に聞きたいことなどのアンケートをとった。それをもとにadoさんがどのようなことを話したら良いかの参考にしていただいたり、質問時間にそれらの質問に答えていただいたりと、有意義な時間を過ごすことが出来た。今後も実施業種に興味のある生徒を中心に、事前アンケートを実施する等を試みて取り組みたい。
生徒の声
ハイエナや黒板に飾ってあったゾウの絵が非常に印象的だった。両方とも「生」を感じる絵で、こんな絵を見るのは初めてだった。どうしたらこんな絵がかけるのか、もっとゆっくり話を聞きたいと思った。(2年女子)
協力先名・URL
アド(渡辺 真希子)さんブログ
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 養父校(熊本キャンパス) 1~3年次生
男子7名、女子6名