劇団四季様のご厚意で、ショービジネスについてのしごと講話を実施しました。講師は、劇団四季 名古屋公演本部 係長 岩月杏佑美さん。お芝居に対する熱い想いや情熱をお持ちの方です。劇団四季のショービジネスは、多くの人たちに“感動”を提供することに特化したものだとおっしゃいます。他の劇団と異なる部分や、クォリティの高さについてもお話いただきました。
しごと講話:2014/2/10
計画・進捗
名古屋キャンパスの最寄駅(地下鉄千種駅)の各所に、劇団四季「美女と野獣」の広告ポスターが大きく貼られていました。生徒たちの間でも話題になり、何人も劇団四季の話をしている姿が見られました。
家族で観に行くという生徒もいます。偶然、劇団四季のスタッフと知り合いの職員がいて、せっかくの機会だからショービジネスの仕事について話を聴かせていただこうということになりました。
事前打合せ ・ 事前学習
11月25日(月)、劇団四季の営業部門の係長 岩月杏佑美さんにお越しいただき、打ち合わせを実施しました。岩月さんは、「劇団四季は名古屋に自前の劇場を持っています。新名古屋ミュージカル劇場と言います。これからますます地域に根ざした活動を広げていきたいので、私で良ければ生徒の皆さん方に、劇団四季について、そしてショービジネスについてお話させていただきます」とおっしゃいます。
1月24日(金)と2月7日(金)に事前学習を実施。生徒たちには、ショービジネス、そして劇団四季について調べてみようと課題を与える。
当日の様子
2月10日(月)、岩月さんによるしごと講話を実施。劇団四季のショービジネスは、人に“感動”を提供することで成り立っているとのこと。その高いクォリティに全力を注いでいること。そのため1万円近くする高い入場料でも多くの方々にリピートされ、長い期間にわたり支持されてきたことなどを話される。
そして、他の劇団の多くが芝居だけでは食べていけず、アルバイトなどをして生活しているのに対し、劇団四季の俳優は一切そういうことをしなくても生活できるように劇団が保証していることを強調されました。さらに、俳優はチケット売りなども一切せず俳優業に専念できていることを話されました。
事後学習
講話終了後、劇団四季のパンフレットやチラシをいただき、グループになって「岩月杏佑美さんの話を聴いて気づいたことや質問したいこと」について話し合い、代表1名に発表してもらうことにしました。また、それぞれワークシートに感想や意見を記入しました。
「四季の人が本当に来るとは思わなかった」、「今まで楽しく四季のミュージカルを観ていたけれど、それを見せる俳優さんたちのすごい努力を知ることができた」、「四季以外の劇団の多くがアルバイトと兼業しながらお芝居を続けていることを初めて知った。お芝居の仕事は大変だと感じた」などの感想がありました。
所感 ・ 振り返り
憧れの劇団四季の人にお越しいただき、生徒の多くが感動していました。名古屋キャンパスでは、「ほんものに触れよう!」を合い言葉にしているので、とても良い経験ができたのではないかと思います。
協力者 ・ 生徒の声
<協力者の声>
生徒の皆さんがしっかり話を聴いてくれて嬉しかったです。また、劇団四季には、『四季の会』というファンの会があるのですが、それに入っている生徒の方もいて、本当に第一学院で話せて良かったです。
劇団四季
岩月杏佑美さん
<生徒の声>
演劇に興味があるので、お話が聴けて非常に有意義な時間になりました。どんな脇役であろうと皆が俳優業だけで食べていける劇団だと知り、本当にすごいと感じました。
生徒名: 宇佐美 伶於さん
協力先名・URL
劇団四季
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 養父校(名古屋キャンパス) 1~3年次生
男子6名、女子10名