JR常磐線の北柏駅すぐのところにある「株式会社 国際情報ネット」さんを訪れました。パソコンのシステム開発やネットワーク構築、WEBサイト構築などの仕事をなさっている会社ということで、コンピュータに興味のある生徒5名が訪問しました。
職場観察実施日:2013/12/19
計画・進捗
コンピュータに興味のある男子生徒5名に、最前線のプログラミング会社の実態を見てもらおうと、国際情報ネットさんに職場見学を相談したところ、快く受け入れていただきました。華やかな印象のあるゲーム作りなどとは違い、地道なプログラミングの現場が生徒たちの目にどう映るか、その実際の姿を見せていただくこととなりました。
事前打合せ ・ 事前学習
職場訪問当日、生徒たちは早朝から校舎に集まり、事前学習をしました。担当の職員から、国際情報ネットさんの会社概要や仕事の内容などの説明を受けた後、ワークシートに取り組み、自己紹介文の作成や聞いてみたいことなどもまとめました。
当日の様子
12月19日、まず会議室に案内されました。会議室に到着するまでに2回鍵のついたドアを通り、セキュリティーの厳しさに気がつきました。しかし、会議室に入ると、その緊張とはうって変わってリラックスした雰囲気の中、次長の橋本さんから一人ずつ自己紹介を行いました。橋本さんがどのようにしてこのようなコンピュータ会社へ入社されたのかなど、興味深い話を聞くこともできました。
生徒からは、「どんなコンピュータ言語を使っているのですか?」などの本格的な質問もあり、橋本さんは丁寧に答えてくださいました。
その後、会社内を案内していただき、パネルを見ながら実際に公民学連携で行われた交通情報フィードバックのプログラミングシステムの説明を受けました。2階では、WEBプログラミングをしている女性職員の方の仕事を観察しました。
社長の尾形さんにもご対応いただき、「失敗を恐れずにチャレンジすることが大切」、「仕事が順調に行くことなどは殆どない。その原因を考えることが大切だ」などのお話をしてくださいました。そして、「完成した喜び、達成感が仕事のやりがいである」など、働く社会人ならではのお話を伺うことができ、生徒たちは大きくうなずいていました。
事後学習
見学後、校舎に戻り、それぞれ今回の見学・体験の感想をワークシートにまとめました。感想をいくつか紹介します。
・技術はもちろん、その人と働きたいと思える人間性が大事、という話が印象に残った。
・はっきりとした質問や会話ができなくて、うまくいかなかったことが反省点です。
・社長さんから、『若いことは財産』と言われたが、ピンとこなかった。でも、人生の先輩に言われたことなので、自分なりにしっかり考えてみたい。
また、印象に残ったこと、今回の体験で学んだこと、全体の感想、そして、お礼のメッセージなどを書く、報告書を作成しました。この報告書は後日、お礼の挨拶を書いた『感謝状』とともに国際情報ネットさんへ贈呈されることになっています。国際情報ネットさんにもこの機会を与えてくださった意義を汲み取っていただくためのものです。
所感 ・ 振り返り
今回の見学は、特に体験などはありませんでしたが、コンピュータプログラミングという仕事の本当の姿を垣間見ることができたのではないでしょうか。そして、何より、次長の橋本さん、社長の尾形さんから、「若いことは財産だ」、「失敗を恐れずにチャレンジ」、「その場その場の努力が大切」、「一緒にやりたいと思える人間性が大切」など熱いメッセージを、しっかりと時間をかけてお話していただけたことが最大の収穫だったと思います。。
本当に大切なことを、高校生に対して本気で伝えてくださったと思います。生徒たちは今は理解できなくても、心の中にしっかりと刻まれたことは、感想のワークシートを見ても分かりました。貴重な体験をさせてくださった国際情報ネットの皆さん、ありがとうございました
協力者・生徒の声
<協力者の声>
プログラミングの仕事は夜遅くまで、時には徹夜になってしまうこともありますが、完成した時の喜び、達成感を感じられる仕事です。みなさんは若いのだから、元気よく、失敗を恐れずにチャレンジする気持ちをもって頑張ってもらいたいと思います。
<生徒の声>
長瀬 朝海さん
協力先名・URL
株式会社 国際情報ネット
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校(柏キャンパス) 1・2年次生
男子5名、引率1名