今回は大宮の盆栽村の歴史をたどることを目的としました。大宮盆栽が世界的に認められていることを、盆栽業者 芙蓉園、さらにさいたま市盆栽美術館の観察をして実感しました。盆栽の芸術性を考えさせられるいい機会となりました。
職場観察実施日:2013/12/4
計画進捗
第一学院高等学校 埼玉キャンパスのあるここ大宮では、盆栽村という施設があります。盆栽というと高校生にはあまりなじみのないものですが、だからこそその歴史を知って盆栽を好きになってほしいと思い、今回観察をすることにしました。
事前打合せ ・ 事前学習
テーマは「盆栽村の歴史、なぜ大宮のこの地域に盆栽の村ができたか」に決めました。注意事項として、盆栽は絵画と同じで写真の撮影が原則禁止であることを伝えました。一時は投資の対象になり、完成されたものは10年~20年、長いものでは100年かかるものがあり、まさに芸術品として世界的に認められていることを指導しました。
当日の様子
12月4日(水)、盆栽村を訪問。見る所が多くあり、北沢楽天の漫画会館、盆栽の碑、自宅の庭にポニーを飼っている家など、普通の住宅街と思っていたいたるところに不思議な場所があり、いろいろな発見ができました。四季の家では参加した生徒全員で囲炉裏を囲んで話のできる場所もあり、ゆっくりとくつろぐことができました。また、玄関口から手を振るとポニーが近寄ってきて、予想外のふれあいも楽しめました。
そして、盆栽業者である芙蓉園を訪れ、盆栽作成の過程を観察しました。最後にさいたま市立盆栽美術館を観察し、盆栽の芸術性に感銘を受けました。盆栽は生徒にとってなじみがありませんでしたが、実際に見ることで生徒たちの心にも変化が生まれ、楽しみながら観察することができました。
事後学習
後日、今回の振り返りを行いました。生徒の盆栽に対する見方が変わったようで、話や写真だけでは伝わらない実物の力を感じたようです。インタビューからも「楽しかった。」、「行ってよかった。」の声を聞くことができました。
所感 ・ 振り返り
生徒の概念を変えてくれたように感じます。『盆栽なんて』という言葉が『盆栽はすごい』に変わり、しっかりと物を見る姿勢ができたことは大きな成果になりました。大宮の名物である盆栽を好きになってくれて嬉しかったです。
協力者 ・ 生徒の声
<協力者の声>
たくさんの生徒さんが来てくれました。盆栽のことを理解していただいてありがとうございます。
<生徒の声>
盆栽がこんなに綺麗でこんなに存在感があるものとは思わなかった。考え方が変わった。
協力先名・URL
芙蓉園、さいたま市漫画会館、さいたま市盆栽美術館
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校(埼玉キャンパス) 2年次生
男子6名、女子7名、引率2名