知的障害者施設『国立のぞみの園』の高校生ボランティア講座を学んだ生徒が、実際に施設の利用者さんのお手伝いをするためにフェスティバルに参加しました。
ボランティア実施日:2013/10/19
計画・進捗
8月の高校生ボランティア講座に、2年生女子2名、3年生女子6名が参加しました。前年には施設の見学をしており、ボランティアに対する高い意識があります。
事前打合せ ・ 事前学習
10月17日、当日の持ち物や活動の注意事項を確認しました。集合時間が早いため少し不安なようで、すでに緊張している生徒もいました。
当日の様子
7:45 曇り空の下、朝早くに高崎駅改札に集合です。
8:00 「のぞみの園」の用意してくれたバスに乗り、会場へ出発。
8:30 担当の方と本日の打ち合わせを始めました。
9:00 各自、持ち場に移動し、利用者さんの車椅子を押すお手伝いや洗濯物の片付けなどをしました。
12:00 お昼休憩
13:00 持ち場に戻り、一緒にコンサートを楽しんだり、買い物をしたりしました。
15:00 活動終了
15:30 利用者さんにお別れしてバスに乗りました。
16:00 学校に到着。みんな達成感に輝く明るい笑顔で帰ってきました。
事後学習
参加者の感想
・たくさんのことを発見できて有意義な一日になりました。利用者さんとのコミュニケーションに精一杯配慮したつもりでしたが、私に何かを伝えようとするのをなかなか理解できずに申し訳ない気持ちになりました。もっと利用者さんの気持ちがわかるようになりたいです。(Yさん)
・介護の専門学校に進学するので大変勉強になりました。利用者さんの笑顔に元気をもらいました。 (Mさん)
・車椅子の介助をしました。大きめの車椅子だったので大変緊張しましたが、スタッフの方に親切に教えていただいて安心しました。 また、利用者さんの合唱を聞いて鳥肌が立つほどの感動をもらいました。他のボランティアの大学生とも仲良くできて貴重な経験でした。(Kさん)
・車椅子の介助をしましたが、利用者さんの命がかかっているかと思うと責任感に押しつぶされそうになりました。入居している方とその家族の方の面会の様子に涙が出そうになりました。障害を持っている方もそうでない方も意義ある人生を過ごしていて、みんな平等なんだと感じました。いろいろなことを学び良い経験ができて、参加して本当に良かったです。(Aさん)
所感 ・ 振り返り
集合時間などの確認も生徒たちが行い、引率なしで職場観察をしたことは大変貴重な経験で、自己成長につながったようです。もともとボランティアや介護に興味を持っていた生徒だったので、積極的に行動できたことで自信を持つことができ、進路についても前向きに取り組めるようなりました。
協力者 ・ 生徒の声
<協力者の声>
積極的にお手伝いしていただき、感謝しております。ぜひまた参加していただければと思います。
<生徒の声>
ぜひまた行きたいです。いろいろ考えることは多いけれど、福祉の仕事につきたいと改めて思いました。
協力先名
独立行政法人 国立重度知的障害者総合施設 のぞみの園
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校(高崎キャンパス) 2・3年次生
2年生女子2名、3年生女子4名