12月18日、国際交流員としてロシアから来日しているサゾノフ・マキシム様をお招きし、しごと講話を行いました。国際交流員の立場から見た日本の感想、ロシアと日本の異なる点・似ている点等をお話いただき、国際交流員の仕事についても学習しました。ロシアと日本の関係をもっと身近なものにしたいというマキシム様の想いが伝わるしごと講話となりました。
しごと講話:2013/12/18
計画・進捗
今年度に入ってから、色々な企業の方から国際理解の講話をいただいたり、発展途上国へのボランティア活動を行ったりしました。その中で、「もっと外国を知ってみたい」という声が生徒からあがりました。ロシアと北海道は歴史的な結びつきが強く、観光や仕事で来日するロシア人の方も多くいらっしゃいます。ロシアと北海道を繋げる役割を担う国際交流員の仕事について生徒たちに学んでもらいたいという想いから、今回の講話が実現しました。
事前打合せ ・ 事前学習
事前学習として、国際交流員の仕事について話し合いました。生徒たちからは、「国と国を繋げている仕事だと思う」、「何ヶ国もの人たちと交流している」、「ロシアの文化理解を日本に広げている」など、様々なイメージが出てきました。また、「どうして日本で仕事をしようと思ったのか」、「仕事のやりがいは何なのか」などを質問したいという声があがりました。
当日の様子
12月18日、しごと講話当日。マキシム様が話し始めると、まず生徒から「日本語が凄く上手!」という声があがりました。16歳から10年間、日本語の勉強をしているということで、その流暢な日本語に生徒たちは驚いていました。最初にパワーポイントを使用して、ロシアと日本の似ている点や異なる点についてお話しいただきました。
ロシアは資源が豊富で電気の使用量も多く、「節電」という言葉を聞いたことが無かったということや、数字を交えて気温の差が日本よりもかなり大きいということもお話していただきました。
その後、質疑応答の時間をとっていただきました。ロシアと日本を近い存在にしていきたいということや、大きな国際会議の中で通訳をした経験などもお話していただき、生徒たちは「すごい!」と声をあげていました。また、「このようにロシアと日本のお話をすることも国際交流員の仕事なのですよ」という言葉があり、国際交流員は身近なつながりから国と国を繋げていく仕事だということを学びました。
事後学習
事後学習として、学びや感想をまとめたものをワークシートに記入しました。「マキシムさんを通してロシアの文化を知ることができて、自分たちの営んでいる文化が全てでは無いということを学びました。」、「国と国を繋げる仕事に興味が湧いた。」などの感想がありました。また、自分たちの住んでいる札幌市の文化やいいところについてこんなに語れるだろうか、と考える生徒もいたようです。完成したワークシートはお礼状と共にマキシム様にお送りしました。
所感 ・ 振り返り
国と国を繋げる仕事は難しいと感じる生徒が多かったようですが、国際交流員の仕事の大切さを学ぶことができました。また、自分たちが少しでも外国に興味を持つことも必要だと学んだようです。まだまだ知らない職業があることを学び、これからも色々な職業を知りたいという意欲が湧き出た講話となりました。
生徒の声
<生徒の声>
今回のしごと講話を通して、ロシアを今までよりも身近に感じました。また、国際交流員の仕事は世界的にとても重要な役割を担っていると学びました。
協力先名・URL
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校(札幌キャンパス)
男子9名、女子9名