みんなが毎日読んでいる新聞が、どのように作られているのか、その背景を知ることで仕事や働くことへの理解を深めることが狙いです。新聞が出来るまでの流れ、制作の工夫や苦労をお聞きしました。
しごと講話:2013/11/6
計画・進捗
生徒たちに、様々な仕事がある、またその中身も多種多様だということを知ってほしいと考え、県内にある福島民報にしごと講話を依頼したところ、快く承諾していただきました。就職することは分かっていても、仕事内容やその苦労までは分からない、という生徒や、やりたいことがまだ漠然としているという生徒のために、将来の方向性を見出せる良いきっかけになればと、講話をしていただきました。9月半ばにお願いの電話をし、11月6日(水)に実施することになりました。
事前打合せ ・ 事前学習
11月6日(水)13:30より、概要の確認と質問事項をまとめました。企業の方が時間を取って来てくれていることに感謝をし、きちんとお礼が言えるように指導しました。
当日の様子
11月6日(水)13:55、福島民報の地域交流室タイム編集長、多田勢子さんからお話をいただきました。最初に、新聞が作られる工程の映像を見せていただき、工場の様子に生徒たちは興味深く見ていました。また、記事を集める記者の仕事の説明があり、その大変さに驚いているようでした。また、記者として、編集者として、働く大変さややりがいについてお話いただきました。
その後、みんなで新聞の見出しを考えました。わずか10文字前後ですが、5分以上時間をいただいてもなかなか書けず、生徒たちは苦戦していました。毎日何気なく見ている新聞の見出しを作ることを通じて、仕事の大変さを感じることができたようです。説明の後、ほぼ全員の生徒から質問が出ました。記者の仕事やどんな人が向いているかなど、将来の自分と重ね合わせて質問している姿が印象的でした。
事後学習
11月6日(水)15:00より、講話の感想を記入しました。「記者に必要なのは体力と聞いてびっくりした」、「見出しを作るのは大変だった」、「見出しを作るのは大変だったが、仕事の面白さがわかった」、「テレビを見ることが多かったけれど、新聞も読んでいこうと思った」、「たくさんの情報を届けるのに、たくさんのチェックを通っているのだと知った」、「新聞の効率的な読み方がわかった」など、今後の日常生活で活かせる発見もあったようです。将来は新聞記者や雑誌の記者になりたいという生徒もいたので、非常に参考になったようです。
所感 ・ 振り返り
将来新聞記者などを考えている生徒もおり、今回の講話はまさに将来に結びつく内容で、参考になったという声が聞かれました。また、毎日何気なく触れている新聞について詳しく聞くことで、新聞に対する意識が変わったり、読んでみようと興味を持ったりと、良い刺激を受けたようです。話だけでなく工場も見てみたいと、更に興味が湧いていた生徒もいました。
協力者 ・ 生徒の声
<協力者の声>
時間が短かったので、話したい内容が全部話せず残念でした。次回はもっと尺をいただけると、もっと面白い話が出来ると思います。
<生徒の声>
佐々木 修司さん
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校(郡山キャンパス)
男子5名