10月30日、気象予報士会の森山知洋さんをお招きし、しごと講話をしていただきました。身近な気象に関する仕事を知ることで、自分のキャリア選択の幅を広げる機会となりました。
しごと講話:2013/10/30
計画・進捗
普段自分たちが身近で利用しているものに関する職業は何かを考え、気象予報士の仕事を知ってもらうことにしました。また、裏側で支えてくださっている人たちの仕事も知ることで、具体的に仕事を理解し、職業観の幅を広げる機会になるとも考え、計画をしました。
事前打合せ ・ 事前学習
事前打ち合わせを10月20日、10月24日に行いました。森山さんは、どのようにすれば生徒たちが意欲を持って授業に参加できるかを考えてくださり、映像やクイズを交えてお話をいただくことになりました。また、事前学習では、気象予報士という仕事に対するイメージや、質問してみたいことをワークシートにまとめて提出をしました。「気難しそうな人が多いかも」「芸能界に近いから華やかなイメージ」などのイメージがあげられていました。
当日の様子
10月30日、20名の生徒が参加し、和やかな雰囲気の中でしごと講話が行われました。講話が進むにつれて森山さんの職業や人柄が分かってくると、生徒たちはどんどん前のめりになって話を聴いていました。また、映像の中で森山さんが実際に働いている場所が流れると、「チームで働いているんだ」「天気図が部屋中に貼ってある」など思わず感想を漏らす生徒もいて、想像していた以外の側面も見えたようです。
また、気象予報士の森山さんだからこそ伝えられる、今年の異常気象への備えについてもお話いただき、台風や竜巻が来たときの身の守り方も学ぶことができました。「今まで分かったつもりでいたけれど、実際に起こった時にとても役立ちそうだ」と、講話終了後に話す生徒もいました。
事後学習
事後学習では、学んだこと、講話してくださった森山様への感謝の言葉をワークシートにまとめ、森山様と気象庁の皆様にお送りさせていただきました。感想の中には、「森山さんのウェザーニュースを聴いたことがあったのですごく身近に感じた」「天気予報をこれから観る際に、これも気象予報士のみなさんのおかげで放送されているという意識で観ることができそうだ」というものがありました。
また、感謝の言葉の中では、「気象予報士の仕事を知ることができ、更には気象についても今まで以上に関心を持つことができました」「気象予報士の仕事を今までよりも身近に感じることができました」というものがあり、とても充実した時間になったようです。
所感 ・ 振り返り
今回の講話終了後、生徒たちが「気象予報士って面白そうだな」と話す姿が多く見られ、職業観が広がったことを実感しました。また、やりがいや苦労もお話していただいたことで、生徒たちは働くことへの具体的なイメージを持つことができました。まだまだ私たちが知っているつもりでも知らない職業がたくさんあると思います。その一つでも生徒たちが知ることができるしごと講話にしていきたいと感じました。
協力者 ・ 生徒の声
<協力者の声>
皆様が温かく迎えてくださったこと、そして、生徒の皆さんが天気の話に関心を持ってくれたことに、こちらこそ感謝の気持ちでいっぱいです。
素直な生徒さんが多く、先生たちが話しやすい雰囲気を作ってくださったこともあり、私自身、とても楽しい時間を過ごすことができました。
<生徒の声>
元々気象について興味がありましたが、今回の森山さんのお話を聞いてより関心が深まりました。分かりやすく、とても面白く学ぶことができました。
協力先名・URL
一般社団法人 日本気象予報士会 北海道支部
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校(札幌キャンパス)
男子9名、女子11名