8月7日、テレビ北海道の番組「けいざいナビ北海道」のキャスター、スタッフの方にお越しいただき、番組制作を観察しました。生徒たちは間近で学ぶことができ、事後学習では、テレビ番組制作の仕事に興味を持ったと話す生徒も出ました。
職場観察実施日:2013/8/7
計画・進捗
昨年度、授業で、「テレビ番組はどのような人が関わり、どのように出来上がっていくのか」を議論しました。それがきっかけで、テレビ北海道に職場観察のお願いをさせていただきました。
より良い職場観察にするために、特別授業も兼ねてキャンパスで行っていただけることになりました。
事前打合せ ・ 事前学習
7月30日、ディレクターの芳賀様との打ち合わせを行いました。まず、けいざいナビ北海道がどのような番組を放映しているのかを知るために、過去に放送された「特集 デビュー5周年止まらない初音ミク旋風」を、授業の冒頭で観ることになりました。また、働く大人を間近で観察するという趣旨のもと、キャスターの方と交流する「貿易ゲーム」を行うことにしました。
当日の様子
8月7日、13時から授業と撮影が同時に始まりました。まずは保田キャスターと磯田キャスターが教室に入り、自己紹介をされます。まず、「けいざいナビ北海道」で放映された「特集 デビュー5周年止まらない初音ミク旋風」を鑑賞しました。生徒たちの中には初音ミクの音楽を普段から聴いていたり、絵を描いていたりしていて、食い入るように番組を鑑賞していました。
単に興味があって見るのではなく、今自分たちの目の前にいる人たちが制作した番組という意識で鑑賞し、普段とは違う視点で番組を観ることができたようです。
その後、「貿易ゲーム」を行い、グローバル経済の流れを学びました。保田キャスターの進行により、設定されたグループ間での貿易における交流も盛んに行われ、教室内は活気溢れるものとなりました。磯田キャスターが授業終了後の感想をインタビューしてくださり、「インタビューを受けるのも初めてで、キャスターの仕事を間近で体感することができて嬉しかった」と話す生徒もいました。また、生徒たちは、カメラマンや音声の仕事にも興味深々で観察していました。「凄く重そうだけれど、軽々と担いでいてかっこいい」「音声さんの仕事って、意外と体力勝負なのかもしれない」「実際にこの番組がどんな風に編集されるのか楽しみだ」など、とてもワクワクとした気持ちで観察を終えることができました。
事後学習
事後学習では、後日放映された番組を鑑賞し、どのように番組が構成されているのかに注目しました。また、感想や気付き、学びをワークシートにまとめ、発表し合いました。「実際に自分が受けた授業が番組として放映されて感動しました」「その日のことが5分という短い時間に分かりやすく編集されていて驚きました。」「今までテレビ業界に興味はありませんでしたが、間近でテレビ番組を制作する人たちに関わって、少し興味が出ました」などの声が上がり、職業選択の幅を広げる良いチャンスになったようです。
所感 ・ 振り返り
今回の職場観察は、今まで実施した中で一番近くで、働いている人を観察することができたと思います。この職場観察を通して、社会で活躍している大人と直接関わることが、将来への具体的なイメージを作りだす重要な要素であると再認識しました。
協力者 ・ 生徒の声
<生徒の声>
実際の撮影現場と放映された番組を観ることができて感動しました。編集などテレビ番組の内部にも興味を持つようになって、テレビ制作に関わる仕事に魅力を感じました。
協力先名・URL
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校(札幌キャンパス) 1~3年次生
男子8名、女子4名