普段の生活に欠かすことができないテレビ。番組はどのように作られているのか、またどのような人々がその工程に関わっているのか、見学と体験を通して学びました。
職場観察実施日:2013/6/18
計画・進捗
職場観察先は、テレビ局です。普段からテレビを通し、私たちは情報を得ており、日々の生活で欠かすことのできない存在です。そのテレビ放送がどのような流れで行われ、また番組がどうやって作られているのか確かめてみたい、そして、学んだことを日常で活かしていくきっかけにしたいという想いのもと、6月18日に訪問することになりました。
事前打合せ ・ 事前学習
身近な存在であるテレビ番組がどのように作られているのかお話を伺えないかということで、アポイントメントを取り今回の見学の依頼をしました。テレビ局側には快く受け入れていただき、6月18日の実施が決定。6月17日の事前学習では、当日の内容の確認やどんな見学がしたいのかヒアリングしながらテレビ局の仕事の概要を学びました。
当日の様子
6月18日、小雨の降る中、参加者5名が無事テレビ局に到着。早速会議室に通され、編成部の方から当日のスケジュールの確認とテレビ局の業務の概要についてお話を伺いました。その後、テレビ局の中枢であるマスター室・サブマスター室を見学し、実際にいくつかの機器を操作させていただきました。生徒たちは初めて触れるスイッチャーやお天気カメラに興奮した様子で、時間を忘れて操作をしていました。
また、県内で放送されている夕方の情報番組のスタジオにお邪魔し、そこで大型カメラの操作体験もさせていただきました。とても大きな機械なので動かすのが大変でしたが、楽しそうに取り組んでいました。さらに、ニュースセンターではお昼のニュースが放送されるまでを見学し、情報番組の打ち合わせにも参加。お昼休憩を挟み、午後は実際の収録現場に立ち合わせていただき、番組ができる工程に触れました。最後は、またニュースセンターに戻り、アナウンサーの方の指導を受け、お昼に読まれたニュース原稿をスタジオで読む体験をしました。全員緊張した面持ちで、何回も練習し、本番では途中つかえながらも最後まで読みきることができました。
事後学習
6月19日、参加者から今回の職場観察の感想を聞きました。全員が見学・体験を楽しんで、とても充実していたようでした。番組やニュースができる工程を学ぶことで、あらためて身近なテレビの存在を意識したようでした。その後、お礼状を記入をしました。以下はその中の一部抜粋です。
・テレビの向こうは別世界だと思っていましたが、とても身近なものに感じました。各部にそれを専門とする人がいて、皆がそれを集め、試行錯誤して一つのものを作り上げていること、チームワークの大切さを学びました。
・普段目にする番組はたくさんの人の協力があってこそ、毎日の放送が成り立っていることがわかりました。
所感 ・ 振り返り
テレビ番組がどのような工程で作られ、またどれだけ多くの方が関わって出来上がっていくのかを、身をもって知ることができたのではないかと思います。また、普段テレビで拝見しているアナウンサーの方と直接お話をする機会をいただき、ますますテレビを身近に感じることができたと思います。非常に貴重な体験をさせていただきました。
協力者 ・ 生徒の声
<生徒の声>
アナウンサーの方に、なぜアナウンサーになりたいと思ったのか質問した際に、「人に自分の街のよさを伝えたい」とおっしゃったことが印象に残りました。
アナウンサー体験のとき、「おじいちゃんにも伝える気持ちで」話をするよう教わりました。伝えるというのは、一方的に言葉を放つのではなく、しっかりと相手に伝えることなのだと気づきました。
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校(郡山キャンパス) 2・3年次生
女子5名