蒲幼稚園は浜松市内で歴史のある幼稚園で、職員教育に力を入れています。また、園児とのふれあいを大切にしているので、是非職場観察をお願いしたいと思い、以前から知り合いである園長先生に連絡をしました。5月31日(金)電話でお話をし、受け入れを承諾していただきました。
職場観察実施日:2013/6/26
計画・進捗
昭和28年開園の蒲幼稚園は、園長先生が優しくも躾に厳しいと評判で、職員はもちろん園児にまでその指導が浸透しています。年長組が園外のプール遊びに出掛ける日もあるので、その日に重ならないように配慮し計画を立てました。
事前打合せ ・ 事前学習
6月12日(水)に事前学習を行いました。注意事項を説明し、当日の集合場所や交通手段の確認をしました。実際に園児とふれあう為、怪我防止として名札は首から下げるものを避け、しっかりピンで取り付けるものを作成しようということになりました。
他に、洋服に飾りのないものを着用し、化粧もしない規則があることを伝えました。最後に、持ち物と体験当日までに各自名札を作成することを確認しました。
当日の様子
6月26日(水)9:50、園長先生に案内されて職員室に入りました。自己紹介をして、注意事項の説明を受けました。園長先生から、「園児とたくさん遊び、たくさんふれあってください」とのお話がありました。ただ、生徒たちが楽しく遊ぶことと園児が楽しく遊ぶということは、必ずしも同じではないということを聞いて、みんな驚いていました。説明の後、各教室に1名ずつ入り、職員の方の教えを守りながら、園児とふれあいたくさん遊びました。
事後学習
7月16日(火)13:05より事後学習会を行いました。事後学習シートに各々記入した後、お礼の手紙を書き、プレゼンの仕方や役割、内容について話し合いました。
3年生が中心となって、スムーズに進めていくことができました。プレゼンは7月19日(金)の13:05から行いました。Q&A方式で、主に園児と遊んだことについての発表がありました。園児たちが私たちの想像とは違った遊び方で楽しんでいる様子に驚きもあったようです。(例えば、小さなボールを投げて遊ぶだけでなく、頬に2つつけて「アンパンマン」と言って遊んでいるなど。)
所感 ・ 振り返り
教室の中には、先生の手作りのおもちゃや道具がたくさんありました。特に、牛乳パックで作ったテーブルはとても頑丈で、汚れても心配ありません。先生方の知恵が随所にちりばめられていて、生徒共々感心しました。幼稚園の先生は幼児教育だけでなく、こんなアイディアも必要なのですね。
また、今回は3年生が1名で、その生徒が3回目の幼稚園体験だったということもあり、ひとまわりもふたまわりも大きく成長できたようです。体験中の挨拶や発表時のプレゼンも全員を引っ張っていってくれました。卒業後の進路も決まり、前を向いて進んでいる姿が頼もしいです。1・2年生もこの姿を見て学んで欲しいと思いました。
協力者 ・ 生徒の声
<生徒の声>
・私は子どもが好きで幼児教育の仕事に就きたいと思っています。先生方は子どもだけでなく、保護者や先生同士でも笑顔で挨拶をしていて、さすがだなと思いました。
この体験をして、やっぱり幼稚園の先生になりたいという気持ちが強くなりました。これから学校に戻ってからも、皆に笑顔で接しようと思います。(3年生の感想より)
実施校・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校(浜松キャンパス) 1~3年次生
男子1名、女子8名