昨年見学に伺った『独立行政法人 国立重度知的障害者総合施設のぞみの園』において、高校生ボランティア講座に参加し、地域の高校生としてのぞみの園のイベントやボランティアに関わっていく予定です。
ボランティア実施日:2013/7/24
計画・進捗
昨年11月に10名の生徒が施設見学に行きました。その際、毎夏開催されている『高校生のためのボランティア講座』に参加し、施設利用者との関わり方を学んでボランティア活動を継続していくこと、地域の人とのふれあいフェスティバルで利用者の補助をすることを勧められました。7月上旬にボランティア講座のご案内を送付していただき、参加希望者を募りました。
事前打合せ ・ 事前学習
7月1日:送付していただいたテキスト・資料を基に、電話にて担当の方と参加生徒・日程等の確認をしました。7月22日:事前学習を実施。参加生徒6人と社会福祉・障害者福祉・知的障害者・のぞみの園の概要についての理解を深めました。当日の日程・交通などの諸注意の確認と、利用者の方とのふれあいや職員の方への質問事項を共有しました。
当日の様子
7月24日8:45に校舎集合。本日の注意事項を確認し、市内循環バスにて「のぞみの園」に出発。
9:40 開校式、施設概況説明
10:30 利用者の方の日中活動の場の見学
11:20 診療所見学
11:40 生活場面(あかしあ寮)の見学
12:50 利用者とのコミュニケーションを学ぶ
13:30 利用者との交流(一緒に作業に取り組む) しいたけやきくらげの収穫をしました
15:30 体験学習(車椅子の補助等機能訓練)
16:40 閉校式
17:20 市内循環バスにて校舎に戻る
事後学習
7月25日 事後学習
ワークシートに感想などをまとめ、各自気づいたこと、よかったこと、考えさせられたことなどを発表。
「利用者の方と接することができてよかったです。私たちと同じ年頃の方たちと一緒に作業できて楽しかったです。」
「もともと介護士になりたいと考えていましたが、障害者の方との関わりにとても興味が持てて、将来の目標の幅が広がりました。」
「社会福祉士の資格を取りたいと考えていましたが、今日の経験を基に明確な将来の目標ができました。そのために受験もがんばりたいと思いました。」
「職員の方から『障害はその人の個性です』とのお話があり、構えていた気持ちが楽になり、利用者さんとごく普通に接することができて良かったです。」
「利用者さんへの接し方をどうしたらいいのか、直前まで緊張していたのですが、どんどん話しかけてもらえて打ち解けることができました。」
「施設がとてもきれいに整備されていたことに驚きました。今後も機会があったらどんどんボランティアに参加したいと思いました。」
所感 ・ 振り返り
ボランティアに参加したいと考えている生徒は多いが、きっかけがないことや地域との関わりが薄いことでなかなか活動するまでに至らなかった。今回の講座参加で、積極的に行動すれば地域や社会に貢献できることを体感できたので、今後も継続していきたい。
実施校・参加者
私立 第一学院高校 高萩校(高崎キャンパス) 2・3年次生
女子6名