株式、債権などを扱う証券会社「水戸証券」さんを訪問しました。支店長さんに株式の仕組みや社員の一日についてお話いただき、有意義な学習ができました。
職場観察実施日:2013/6/27
計画・進捗
株式、債権などを扱う証券会社。「物を作って販売する会社」では無いので、イメージがしにくい印象があります。そこで、仕事を理解するために、柏駅西口にある「水戸証券 柏支店」さんを訪問し、職場観察の依頼をさせていただきました。営業課長の甲斐さんは、突然の訪問にもかかわらず趣旨にご賛同くださり、快く受け入れてくださいました。個人情報に関わるため、実際のお客様とのやりとりを観察できないとのことですが、株式の仕組みや社員の一日の仕事をご紹介いただけることになりました。
事前打合せ ・ 事前学習
6月27日当日、訪問前に事前学習を行いました。参加生徒は、経済学を学びたいと大学進学を目指す3年生と、営業の仕事に興味を持つ2年生の生徒2名。まずは、動画にて「株式ニュース」を見て基礎を学習。「ニュースで見たことがあるでしょう。このような『株式』を扱うのが証券会社なんだよ。」「これは見たことある?宇宙船の中みたいですが、東京証券取引所というところで、日本経済、世界の経済の主要的役割を担っているとも言える場所だね。」の説明に、大いに興味をそそられた様子。ワークシートにどんなことを聞きたいのか、見たいのかを整理して記入し、訪問に備えました。
当日の様子
6月27日、柏支店長の栗原さんから、「株式の仕組み」についてお話いただきました。まずは、実際の日経平均のグラフを見ながら、政権交代後のアベノミクス効果を確認しました。また、実在する会社のチャートを見ながら、電卓片手に株価収益率や純資産倍率などを計算してみたりと、引率の職員も戸惑うような複雑な仕組みでしたが、生徒は素早く計算し、投資家になったように実際の株を学びました。
次に、あるスマートフォンゲームアプリ会社の株価が、半年で60倍になった例を取り上げていただき、社会の動きと株価が密接に関連していることなどをお話いただきました。身近な話題で、生徒は大いに興味をそそられていました。後半は、社員の方にお話していただきました。社員の皆さんは、朝7時頃に出社し、まずは新聞に目を通して社会の動きを勉強するとのこと。もし、このような業界で働くことを希望するのであれば、「ファイナンシャルプランナー」や「証券アナリスト」などの勉強が役に立つとのアドバイスをいただきました。また、初任給はどれくらいなのかなどもお話を伺うことができました。
事後学習
職場見学後はキャンパスに戻り、振り返りを行いました。まずはスマートフォンゲームアプリ会社について、「去年から知っていたので、その時にこの話を聞くことができれば良かった」など、素直な感想が出ました。同時に、「とても難しい話だったが、自然と話に集中できました」と、参加生徒2名の共通の思いも聞くことができました。きっと栗原支店長さんの熱心なご説明で最後まで集中することができたのでしょう。後日、そのような思いを伝えに、改めてお礼に伺いました。栗原支店長さんはご不在でしたが、お取り次ぎくださった甲斐さんに、「感謝状」と生徒が学んだことを記入した「報告書」をお渡ししました。甲斐さんは「社内に飾っておきます」と喜んで受け取ってくださいました。
後日、そのような思いを伝えに、改めてお礼に伺いました。栗原支店長さんはご不在でしたが、お取り次ぎくださった甲斐さんに、「感謝状」と生徒が学んだことを記入した「報告書」をお渡ししました。甲斐さんは「社内に飾っておきます」と喜んで受け取ってくださいました。
所感 ・ 振り返り
今回の職場見学で一番学んだことは、支店長の栗原さんが最も強調されていた「社会に目を向ける」ということでしょう。社会全体を見ることで、株価の変動を知ることができるということでしたが、社会を成り立たせているのはそのような一つひとつの積み重ねである、ということを学ぶ機会になりました。栗原支店長さん、甲斐課長さんを始め、水戸証券の皆さん、貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。
主催団体・参加者
私立 第一学院高等学校 高萩校(柏キャンパス) 2・3年次生
男子1名、女子1名