地域にある大学との連携で、名城大学の落語研究会所属の華神亭美炎(ハナカミテイ・ビエン)さんにお越しいただき、プロの落語家になりたいというご自身の夢のお話と、実際に落語の実演をしていただきました。夢を追いかけている大学生と触れ合うことで、生徒自身の夢についても考えてもらいました。
しごと講話:2013/5/8
計画・進捗
将来に夢を持って生きていくことは大切。しかし、夢を追いかけて生きていくことは大変な部分も多い。夢を持っている大学生と接することで、生徒たちがいろいろと考えるきっかけになればと考え、各地の大学にアプローチしました。地域にある名城大学で落語研究会に所属している学生がプロの落語家を目指していると知り、校舎にお越しいただくことになりました。
事前打合せ ・ 事前学習
<事前学習>
世の中には、「アイドルになりたい」、「作家になりたい」などの夢を持つ若者がいます。そういう夢を持つってどうなんだろう?良いことなんだろうか?そんなことを事前に生徒たちと話し合いました。「素晴らしい」と言う生徒もいましたが、「世の中の現実を知らない」って大人びて話す生徒もいます。いろいろな視点を持っている生徒たちにとって、そういう夢に生きる大学生が来てくれることはとても刺激になり、心待ちにしてくれました。
当日の様子
5月8日、華神亭美炎(ハナカミテイ・ビエン)こと、後藤雄哉さんにお越しいただきました。プロを目指しているだけあって、彼の落語は非常に面白く、生徒たち皆が爆笑。とても楽しい時間を過ごすことができました。その後、彼の目指している夢についてのお話も聴かせてもらいました。生徒たちは熱心に聴き入り、色々と考える時間が持てたようです。
事後学習
終了後、後藤さんと生徒でフリートークの場を持ちました。「笑っているけど、その影で何倍も努力していることに感動した」、「簡単に落語家になれるのではなく弟子入りし、落語以外の部分でも頑張らないとなれないことが分かった」など、生徒たちもいろいろな気づきができ、とても良い授業になりました。後藤さんも、「いつも老人ホームや地域の子供会で落語をしています。高校生の前で落語するのは初めてでした。不安と緊張がありましたが、みんなとても親切で、笑顔で挨拶してくれてとても嬉しかったです。本当に来て良かったです。」と話してくれました。
所感 ・ 振り返り
生徒たちから、「また後藤さんに来て欲しい」、「今度はみんなで名城大学へ行きたい」との声がありました。ある生徒は「今は後藤さんのような夢はないけれど、自分も名城大学に進学したい。そのために頑張る」と言っていました。生徒たちにとって、夢を持つことはともかく、大学生の生活に興味があったようで、そこから自分の進路を考える一つのきっかけになったようです。これからは落語研究会だけでなく、地域にある各大学のサークルとも連携し、さらに結びつきを強固にしていきたいと思いました。
主催団体・参加者
私立 第一学院高等学校 養父校(名古屋キャンパス)
男子5名、女子8名