福岡空港にて全日空(ANA)さんより、「命を預かる仕事の責任・やりがい」について教わりました。
職場観察前は「仕事=生活のため」と考えていた生徒も多かったようですが、「他人が喜ぶため・命を守るため」に行う仕事の責任の重さについて学ぶことができました。
職場観察実施日:2012/11/21
計画・進捗
職場観察を通して働くとはどういうことか、また、一つの会社の中にたくさんの職種や仕事内容があり、それぞれどのような役割を担っているのかを知ることを目的とし、計画を立てました。
事前打合せ ・ 事前学習
事前学習では航空会社の様々な業務について学びました。また、直接聞いてみたい事をピックアップし、参加する生徒全員で共有。
働くことへのイメージを事前に書いておき、見学後との変化を感じることができるようにしました。
当日の様子
11月21日、学校集合し、福岡空港へ。博多駅から地下鉄で5分で到着しました。スタッフの方に全日空で行っている様々な業務内容について説明して頂きました。ブリーフィングと呼ばれる、客室乗務員の方々のミーティングにも参加させていただきました。
普段絶対に見ることのできない貴重な場面、「安全に運行する」という緊張感が伝わってきます。その後、グランドスタッフの業務を見学、受付カウンター、出発ロビー、ボーディング・ブリッジ、展望ゲートなどを案内して頂きました。
事後学習
見学翌日の11月22日、仕事観察での気づきを書き出しました。
生徒①
「自分をより高めて磨いて、誰かの為に必死で働くことが、回りまわって自分の為にもなることを知りました。色んな仕事がありますが、それぞれプロ意識を持って、その分野のプロフェッショナルとなって日々成長し、職場の仲間との関係を大切にしながら生きていくことが大切であると感じました。」
生徒②
「実際に働いているスタッフの方々を見て、『社会に出て働くこと』へのイメージが一層明確になりました。お金の為ではなく、お客様に喜んでもらうため、周りの人の役に立つために働くのだという考えに変わりました。自己中心的ではなく、周り中心で働かなければだめだと感じました。」
生徒③
「今何が求められているかを考え、迅速に行動すること、休まず継続して行うことの重要性を知りました。仕事は大変だけど、自分を成長させてくれるもので、人の役に立つことだと感じました。」
生徒④
「働くことは生活のためだけではなく、人の役に立つためでもあると感じました。私も人のために働きたいと思いました。」
所感 ・ 振り返り
航空会社ではフライトを通して人の命を預かることもあり、参加した生徒たちは「仕事とは人の役に立つこと」と捉えたようです。職場観察前には無かった考えを自分自身で感じとれていたように見えました。全日空で働く全スタッフの責任と想いが生徒に伝わり、自分が働くことのイメージにも繋がった体験になったと思います。
主催団体・参加者
私立 第一学院高等学校 養父校(博多キャンパス)
女子4名